女性団体から「退団デモ」、韓国2部で再起誓う日本人MFへ。忠南牙山は「年内に整理」と声明

(C)SAKNAOWA

本人は社会的弱者救済のためのボランティア活動などに意欲を示す。

 元ベガルタ仙台の26歳のミッドフィルダーが今年2月から、韓国2部の忠南牙山FCでプレーしてきた。しかし地元の女性・市民団体がこの選手の過去のトラブルを問題視してデモ抗議活動を起こし、クラブに退団を要求。クラブは4月8日、「年内に整理します」と正式に声明を発表するに至った。韓国の複数メディアが報じている。

 この選手は今季リーグ4試合に出場し、チーム最多2得点と1アシストを記録してきた。しかし、女性・市民団体はこの選手が過去に別のチームを含め、日本でドメスティックバイオレンスなど女性への暴力、あるいは生活を脅す行為を繰り返してきたことを問題視。クラブに退団するように抗議活動を起こして求めてきたのだ。

 これを受けて忠南牙山は「クラブチームを心配する気持ちによる、道民と牙山市民の心からの叱責に対し、限りない責任を痛感しています」と謝罪。そのうえで合法的な適切な処置を検討したうえで、「年内に(問題を)整理します」と伝えたそうだ。

 回答がすぐできなかった理由について、クラブでは選手と契約を結んでいるため、一方的に解除を通告した場合、違約金がかかること、またFIFA(国際サッカー連盟)へ提訴される可能性もあり得ること、それを受けてのクラブへの追加措置も起こりえるため「慎重に検討する必要がありました」と伝えている。

 ただ加入決定後、同選手はインタビューで、社会的弱者救済のためのボランティア活動を行っていくなど、ゼロからの再起を誓っていた。

 このクラブは兵役期間中の警察官がプレーしていたクラブから新たに市民チームとなって2019年に発足。韓国西部の忠清南道牙山市をホームタウンとして、同道(日本の都道府県)と同市によって運営されている。

 また、同クラブは最近、イ・ジェゴンが飲酒運転により契約解除されている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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