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欧州スーパーリーグ発足、正式発表!プレスリリース要旨◎20チームが10チームずつ◎35億ユーロ保証◎12チーム決定◎女子リーグも検討

スーパーリーグの公式サイトより。※2021年5月「スーパーリーグ」のキャプチャ画像

一気に公式サイトもスタート。創設クラブ3チームも間もなく発表へ。

 欧州メガクラブによる『ザ・スーパーリーグ(THE SUPER LEAGUE)』が4月18日、12チームが合意に至ったと正式に発表した。リーグ公式サイトも公開された。プレスリリースが公開され、その要旨をまとめよう。

 合意に至った12チームは以下の通り。

◆イングランド・プレミアリーグ(6チーム)
・マンチェスター・ユナイテッド
・マンチェスター・シティ
・リバプールFC
・チェルシーFC
・アーセナルFC
・トッテナム・ホットスパーFC

◆スペイン・ラ・リーガ(3チーム)
・レアル・マドリード
・FCバルセロナ
・アトレチコ・マドリード

◆イタリア・セリエA(3チーム)
・ユベントスFC
・ACミラン
・インテル・ミラノ

 創設メンバー15チームが「固定」され、あと3チームは後日発表される。

 あとの5枠は『招待枠』として、成績などに応じて決定する。

 大会フォーマットは、10チームが2グループに分かれてホーム&アウェー戦を実施。各グループ上位3チームが準々決勝に進む。また、4位と5位がプレーオフを行い、勝ったほうがベスト8に進出する。5月末に行われる決勝は中立地での一発勝負。

 試合はすべてミッドウィークに組まれ、国内リーグには参加できる。

 可能な限り、早い段階で女子リーグも発足させる。

 また、長期的に収益を確約することで、ヨーロッパ全体への支援にもつなげる。100億ユーロ(1兆3000億円)の収益が見込まれ、そのうちインフラ、新型コロナウイルス対策などにも充てられ、35億ユーロ(約4500億円)がクラブに支払われる。

 初代会長は、レアル・マドリードの会長でもあるフロレンティーノ・ペレス氏が務める。ペレス氏は「私たちは、世界での正当な地位を獲得し、あらゆるレベルにあるサッカーを支援します。サッカーは40億人以上のファンを抱える世界で唯一のグローバルスポーツであり、ビッグクラブの果たすべき責任は、ファンの要望に応えることです」とコメントしている。

 リリースの要旨は以上。UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)は、FIFA(国際サッカー連盟)とも連携して法的措置を検討。スーパーリーグに参加したチームは、あらゆるサッカー大会への参加を禁止し、その所属選手の代表チームの参加も認めないと声明を発表している。UEFAは19日にも、UEFA欧州チャンピオンズリーグの参加32チームから36チームへの拡大開催案を発表する予定だ。

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[文:サカノワ編集グループ]