Jクラブの決算発表スタート。コロナ禍、富山は運営費・人件費削減で5700万円の当期純利益
カターレ富山のユニフォーム。(C)SAKANOWA
主な費用はチーム人件費1億8000万円、フロント経費1億700万円など。
Jリーグの2020シーズンの決算発表の時期が到来した、J3リーグのカターレ富山を運営する株式会社カターレ富山は4月20日、第14回定時株主総会を開き、原案どおり決議されたと発表した。新型コロナウイルスの影響を受けるなかでも、スポンサー収入の増加と運営費・人件費の削減で、5700万円の当期純利益を計上した。
2020年2月1日から2021年1月31日までの14期では、新型コロナウィルスの影響を受け、収入は入場料やスクール収入などが減少したものの、昨年度と比較してスポンサー収入などが増加し、2600万円増の5億4800万円を計上。費用面ではチーム運営費や人件費などで4900万円減の4億9900万円と抑え、事業収支は4900万円となった。
このほか事業外収支で、新型コロナウィルスの国支援金等もあり800万円の増収に。当期純利益は5700万円となった。
前期からの繰越損失8200万円を含めて、繰越損失2500万円を計上している。
■主な収益
・広告料収入 3億8200万円
・入場料収入 2200万円
・ユース スクール収入 5100万円
・Jリーグ分配金 3600万円
・グッズ販売収入 2100万円
■主な費用
・チーム人件費 1億8000万円
・試合運営費(競技場使用料、警備・運営費等) 4000万円
・チーム運営費(移動費、合宿費、用具・医療費等) 7600万円
・フロント経費 1億700万円
また、取締役10人を選任(任期満了による)。7人が再任、3人が新任となっている。
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[文:サカノワ編集グループ]