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【大宮】21位に低迷、現体制維持を表明「我々は『J1昇格』を決して諦めていません」

大宮アルディージャ。(C)1998 N.O.ARDIJA

『大宮アルディージャを愛する全ての皆さまへ』と題して声明を発表。

 J2リーグの大宮アルディージャは4月28日、クラブ公式サイトで『大宮アルディージャを愛する全ての皆さまへ』と題した声明を佐野秀彦社長の署名とともに発表した。現在22チーム中21位に低迷するなか、チーム強化の責任者であるフットボール本部長の西脇徹也本部長、岩瀬健監督の現体制を維持し、改めて一丸となってJ1昇格を目指す方針を示した。

 スコアは0-1だったが内容的には完敗に終わった25日のFC町田セルビア戦のあと、クラブは改めて「本音」でミーティングを重ねてきた。そこで現体制でさらに一枚岩になり、「7月の中断期間を迎えるまでが最大の正念場と捉え、シーズンの折り返しを迎える時点で『J1昇格』を狙えるポジションを目指します」と、巻き返しを誓っている。

 大宮の声明は次の通り。

――◆――◆――◆――

 日頃より、大宮アルディージャへの熱いご支援、ご声援を賜り誠にありがとうございます。

 2021明治安田生命J2リーグ第10節終了時点で、2勝2分6敗(勝点8)の21位という現状を、クラブとして重く受け止めております。ファン・サポーター、パートナー、後援会やホームタウンの皆さま、クラブに関わる全ての皆さまの期待に応えられない状況となっていること、誠に申し訳ございません。またクラブとしての考えをお伝えするのに、前節を終えてから本日までお時間をいただきましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

 今シーズンは新たな監督を迎え、新しいクラブビジョンのもと「J1昇格」を目標に継続的な成長につなげるべく臨んでおり、一体感を持ち一つひとつの勝ちにこだわって、勝利に結び付くように努めてきましたが、結果につながらず大変に苦しい戦いが続いております。

 しかしながら、現時点において我々は「J1昇格」を決して諦めてはいません。目標達成に向け、7月の中断期間を迎えるまでが最大の正念場と捉え、シーズンの折り返しを迎える時点で「J1昇格」を狙えるポジションを目指します。

 町田戦から本日に至るまでの間、もう一度原点に立ち返り、戦えるチームとなるべく監督、スタッフ、選手、フロントが本音をぶつけあうミーティングを重ね、J1昇格に向け決して諦めずにチャレンジすることを全員で意思統一しました。まずは次の一戦に向けてそれぞれの役割の徹底、クラブ全体で勝利につながる考え方やアクションを再確認しました。

 特にチーム強化の責任者であるフットボール本部長の西脇、監督の岩瀬とは、クラブが目指すサッカーで勝利を掴み取り「J1昇格」の目標に向かうために、ピッチ内の課題をひとつずつクリアしていくこと、目の前の一戦に向けて勝利を目指し士気を高めていくこと、そしてチームに関わる全員がブレずに結果にこだわり、自らの責任を果たしていく考えをあらためて確認をいたしました。

 これからも厳しい戦いが想定されますが、その上で、このクラブにとってファン・サポーターの存在は大きなものがあります。選手たちも大宮アルディージャに誇りを持ち、絶対勝利するという強い気持ちで試合終了まで戦い続け、全員の思いをピッチで表現し、一戦一戦取り組んでまいります。

 この難局をファン・サポーターの皆さまと共に、なんとしても乗り越えたいと思います。引き続き大宮アルディージャへの熱いご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます。

2021年4月28日 大宮アルディージャ
代表取締役社長
佐野 秀彦

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[文:サカノワ編集グループ]

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