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【鹿島】“チーム得点王”CB町田浩樹がFC東京から豪快ヘッド弾「得点感覚を掴めてきた」

鹿島の町田浩樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

リーグ6試合負けなし、2試合連続の無失点に「みんなでいい形からボールを奪えている」。

[J1 13節] 鹿島 3-0 FC東京/2021年5月9日/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ13節、鹿島アントラーズが町田浩樹、松村優太、上田綺世のゴールで、FC東京に3-0の勝利を収めた。2試合連続の3得点&無失点。松村はJ1リーグ自身初ゴール、町田はここ4試合3ゴールの今季リーグ通算4得点で荒木遼太郎と並びチーム最多得点に。FC東京はリーグ5連敗。

 先制は開始22分だった。荒木の左からのインスイングのコーナーキック。鋭い弾道に対し町田が飛び込み、パンチングしようとしたGK波多野豪の前で一瞬先にヘッドで合わせ、ゴールネットを豪快に揺らしてみせた。精度の高いキックから高さとパワーでねじ伏せる――力強さを感じさせるとともに連敗中の相手に大きなダメージを与える一撃となった。

 さらに松村のミドル、途中出場した上田のしぶとい得点と、鹿島の思い切りの良さがFC東京を上回った。

 町田は試合後のオンラインによる取材で、次のように得点シーンについて振り返った。

「前節と似たような形で、チームの狙い通りに取れたと思います。自分としても、だいぶ得点感覚を掴めてきて、それがキッカーとだいぶ合ってきました。僕を生かすために、中で動いてくれている部分もあり、すごくチームのみんなに感謝しつつ、でももっとチャンスもありました。2点、3点とセットプレーで取れれば楽に試合を進められるので、狙っていきたいと思います」

 相馬直樹監督が就任してから3ゴールと“量産態勢”に入っているが、190センチある23歳のセンターバックは「ザーゴの時からセットプレーは力を入れてやってきました。(相馬監督就任後も)大きな変化はありませんが、シーズンが進むにつれて、キッカーとの感覚が合ってきました」と頷く。

 加えてチームはリーグ2試合連続の無失点。最近4試合1失点、3戦がクリーンシートだ。町田は「僕一人だけではなく、みんなでいい形からボールを奪えましたし、セカンドボールでも中盤やFWの選手がしっかり守備をしてくれたことで無失点につながりました。これからも良いチームとの対戦が続くので気を引き締めていきたいです」と、チームとしての団結に手応えを得ていた。

 監督交代に踏み切った鹿島はリーグ6試合負けなし。さらに調子を上げていく、そんな前向きな雰囲気に包まれる勝利を収めた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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