痛恨…鎌田大地と長谷部誠が先発もフランクフルトがマインツと引き分け、CL圏外5位後退
フランクフルトの鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
長谷部はフル出場、鎌田は途中交代。試合終盤に追いついたが――。
[ブンデスリーガ 32節] フランクフルト 1 -1 マインツ /2021年5月9日/コメルツバンク・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部32節、アイントラハト・フランクフルトはホームで1.FSVマインツ05と1-1で引き分け、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の来季出場権の獲得圏内である4位から5位に後退した。フランクフルトの長谷部誠が久々にリベロで先発フル出場、日本代表MF鎌田大地がトップ下で先発し71分に交代している。
イースターの中断明けの一戦をホームで迎えたフランクフルトだが、年明けから絶好調のマインツのハードワークに苦戦を強いられる。なかなか前線の鎌田やエースのポルトガル代表FWアンドレ・シウバにボールが収まらない。すると11分、長谷部が寄せ切れず、マインツのオーストリア代表FWカリム・オニシウォにミドルをねじ込まれてしまう。
フランクフルトはそこから守備を固めてきたマインツの壁をなかなか崩せない。長谷部が強きに高めに位置取って縦パスを放ったり、サイドに散らしたりする機会が増える一方、その背後のスペースも狙われる展開に。
ただ、そのリスクを懸けた戦いから、85分、スコアが動く。アルディン・フルスティッチが執念で左足で決めて、ホームチームが1-1の同点に追い付いてみせる。
さらにアンドレ・シウバも決定的なシュートも放ったが、惜しくも枠を捉えず。結局、そのまま引き分けに終わった。
フランクフルトは15勝12分5敗(63得点・48失点)の勝点57で5位に転落。今節RBライプツィヒに3-2で勝利を収めたボルシア・ドルトムントが18勝4分10敗(69得点・44失点)の勝点58で4位に浮上した。3位のVfLヴォルフスブルクは勝点60。
フランクフルトは残り2試合、すでに2部降格の決まっているシャルケ04、13位のFCアウクスブルクと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]