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イニエスタが2023年まで神戸と2年契約延長!「自分がここに来た熱い思いのまま挑み続けたい」。『重要な記者会見』で発表

神戸のイニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

三木谷会長「アジアのナンバーワンクラブになっていくための牽引役に」。

 J1リーグ ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが5月11日に東京都内で記者会見を行い、2018年に結んだ今季末までの3年契約から、さらに2023年末まで2年延長すると発表した。

 記者会見は新型コロナウイルス感染症対策のため、会場にはTVカメラのみ、記者はオンラインにより参加する形で実施。イニエスタと三木谷浩史会長(楽天グループ株式会社代表取締役会長兼社長 楽天ヴィッセル神戸株式会社代表取締役会長)が登壇した。また会見の模様は、神戸のYouTube公式チャンネルで無料にてライブ配信された。

 三木谷会長は「2018年5月、単に選手として神戸、日本に来るのではなく、新しい歴史を神戸を中心に起こしたいという意図があり、世界のいろいろなオファーあったなか、ヴィッセル神戸に参加してくれました。そして3年契約でしたが、新たに2年間の契約延長に合意したことを発表いたします」と報告。そして“アジアのナンバーワンクラブになっていくプロジェクト”を、イニエスタが「中心となって牽引してもらいたい」と期待を寄せた。

 これを受けてイニエスタは次のように語った。

「3年前、ここ東京でエキサイティングなプロジェクトを発表しました。私と家族にとって、本当に大きな一歩でした。このプロジェクトを始動する際、三木谷会長が信頼を寄せてくれたことに本当に感謝しています。苦しい時期もありましたが、初タイトルやACLなど、ともに歴史を築いて来ることができました。今日は特別な日で、プロジェクトに引き続きかかわっていくことに大きなモチベーションとして感じています。自分がここに来た熱い思いのまま挑み続けたいです」

 神戸の司令塔イニエスタはこの日が37歳の誕生日。2018年にFCバルセロナから神戸に加入し、2シーズン目を締めくくる2020年元日には天皇杯を制してクラブ初の主要タイトルをもたらした。また昨年12月にはACL(アジアチャンピオンズリーグ)で初出場でベスト4を進出。しかし準々決勝で右大腿直筋近位部腱断裂の大ケガを負い、今年はリハビリに時間を費やしてきた。そして4月に実戦復帰し、今季これまで、リーグ2試合、ルヴァンカップ1試合で途中出場している。

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[取材・文:塚越始]

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