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【浦和】1得点・2アシスト田中達也の矜持「走る部分で誰よりも速く、運動量も負けない」

G大阪戦のあと、オンラインによる取材に応じる浦和の田中達也。協力:ガンバ大阪

G大阪に3-0快勝、全ゴールをもたらす。ユンカーとホットライン開通!

[J1 14節] G大阪 0-3 浦和/2021年5月16日/パナソニックスタジアム吹田

 浦和レッズのMF田中達也がガンバ大阪戦で先発出場し、1得点・2アシストの大活躍で3-0の勝利に貢献した。今季二度目のリーグ戦でのスタメンのチャンス、キャスパー・ユンカーの2ゴールをお膳立てしてホットラインを開通させるなど、「11番」が強烈な輝きを放った。

 リーグ戦は2節サガン鳥栖戦(●0-2)以来のスタメン起用に。16分と40分に右サイドからのクロスでユンカー弾をもたらし、20分には明本考浩のクロスに走り込んで貴重なゴールを決めた。

 田中はシーズン序盤ケガに苦しみ、そこから段階を踏み、ようやく本調子になってきたと言う。

「開幕したあとの最初の頃は、キャンプ中にしたねん挫の痛みがまだ影響していて、そこで浦和のトレーナーの方のお陰で、本当に良くしてもらい、コンディションが先月ぐらいから段々と上がってきました。あとはしっかり結果を残せるようにと、最近ゴールやアシストができてきているのは良いことだと思っています」

 11節のホームでの大分トリニータ戦(〇3-2)以来となる今季2ゴール目を奪った。ユンカーの大きな左へのサイドチェンジを経て、明本のクロスに対し、右サイドからゴール前まで詰めて決めたものだった。

「逆サイドからクロスが上がりそうな時には、しっかり詰めるように言われています。昨年大分で点を取った時も、クロスに入る場面が多かったので、そこを逃さずしっかり走るのが特長。それが得点につながりました」

 そして圧巻はチーム3点目だった。田中が右サイドを豪胆に駆け上がってクロスまで持ち込み、ユンカーのこの日2ゴール目をアシストした。

「ゴールやアシストに絡むところでは、僕の特長は走る部分で誰よりも速く、それに運動量でも負けないところ。また最近は守備のところで向上できるようにスタッフとコミュニケーションを取り、どのように守るのか、自分に何ができるのかを整理できてきています。守備の部分でリズムを掴めてきたことが、攻撃につながってこれたのかなと感じています。今日も守備は悪くなかったのかな、と思うので、そういうところで段々と守備と攻撃がリンクし始めたように思います」

 まさに考えて走るスタイルを体現する浦和のナンバーイレブン。レッズの田中達也がチームにダイナミズムと勢いをもたらしている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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