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スタジアムDJが脅迫被害。降格危機…大迫勇也のブレーメン「私にも命と家族がある」

ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

アウクスブルクに敗戦、1・2部入れ替え戦圏の16位転落で負のスパイラルに陥る。

 日本代表FW大迫勇也の所属するヴェルダー・ブレーメンは5月15日のドイツ・ブンデスリーガ1部33節、FCアウクスブルクに0-2で敗れて、1・2部入れ替え戦圏の16位に転落した。しかも自動降格圏17位の1.FCケルンとは1ポイント差で、最終34節を迎えることになった。すると16日午前、クラブはフロリアン・コーフェルト監督の解任を決断、現テクニカル・ダイレクターである元指揮官トーマス・シャーフ氏の監督復帰を発表した。

 そうしたなか、ブレーメンの情報を扱う『ダイヒ・ストゥーベ』は、ホームスタジアムのスタジアムDJ(スタジアム・アナウンサー)を務めるアルント・ツァイグラーさんがSNSで脅迫や侮辱を受けたと報じた。

 アウクスブルク戦も担当した55歳の名物アナウンサーだが、試合の雲行きが怪しくなると、フェイスブックの個人ページに様々な嫌がらせの書き込みがされたという。「負けていることで、ゲーム中からこれを脅迫、侮辱する機会だと捉えている人がいたようです」と嘆き、コメント欄を閉鎖したという。また、警告のメッセージを掲載したうえで、一度、アカウントを休止することも決めたそうだ。

「私にも命があり、家族がいます。サッカーに関するものだけであるべきです」と、ツァイグラーさんはその悪質な投稿について、“サッカー以外”の攻撃的な書き込みがあったことを示唆している。

 2003-04シーズンにブンデスリーガを制しているクラブのレジェンドであるシャーフ“新監督”のもと、最終節、ブレーメンは1部残留に向けて、クラブとして一枚岩になることが求められる。

 チームへの献身性に長ける大迫の先発復帰はあるのか? ブレーメンは5月22日の34節、8位のボルシア・メンヒェングラードバッハとホームで対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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