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久保建英が好調の秘訣を語る「得点パターンが増えた」。日本代表2連戦「積極的にシュートを打っていく」と通算2点目へ意欲

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「伸び伸びプレーできていて、それを代表に持ち込めている」。コロナの話題には…

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の久保建英(KUBO Takefusa)が6月12日、キリンチャレンジカップ2023の6月シリーズ2連戦(15日エルサルバドル代表戦@豊田、20日ペルー代表戦@パナスタ)に向けて始動し、全体練習のあと取材に応じた。6月4日に22歳の誕生日を迎えたレフティは「楽しくやれています。伸び伸びプレーできていて、それを代表に持ち込めていると思います」と感触を語り、この2試合での「ゴール=得点」へ意欲を示した。

 スペイン1部レアル・マドリードからレアル・ソシエダに完全移籍した最初のシーズン、久保は9得点・7アシストを記録。チームは4位でフィニッシュし、来季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

「(この1年間について)良かったと思います。日本人が22(22歳)で自分の力でチャンピオンズリーグ(CL)に出られる選手は、これまで一握りだったと思います。日本代表という観点でもすごくいいシーズンになったと思います」

 シーズン中に進化を遂げていった。久保自身も「得点パターンが増えたのが良かったと思います。レパートリーや引き出しが増え、その分、相手が警戒するようになりました。その結果、自分の形で得点も決めることができるようになりました」と頷いた。

 日本代表の前回3月シリーズでは、新型コロナウイルスの検査結果により、途中まで全体練習に加われなかった。その話題になると久保は「とりあえず検査で陰性だったので、今回は最後まで、これから何もなければ対応できます(笑)。しっかり代表のために頑張りたいです」と笑みを浮かべた。

「コンディションは良く、試合に出ればやれる自信があります。前回と異なり、2試合とも出られる準備をしています」

 何より15日に対戦するエルサルバドル代表は、久保が2019年6月、18歳と5日で日本代表デビューした対戦相手でもある。

「(当時について)交代で呼ばれた時、すごく嬉しかったのを覚えています。隣を見たら中島(翔哉)選手も嬉しそうにしてくれて、代表ってすごい場所なんだと思いました。それが今当たり前になってきているなか、嬉しさ、楽しさを忘れず、代表の価値を僕らが上げていきたいです」

 日本代表では通算23試合・1得点。ちょうど1年前のガーナ代表戦以来となる、通算2点目がそろそろほしいところだ。

 久保は得点へ並々ならぬ意欲を示した。

「1点か。まだ1点なので、追いつき追い越せで、最後僕が一番結果を残せていれば万々歳だと思います。1点取れればどんどん取れると思うので、積極的にシュートを打っていこうと思います」

 充実の2022-23シーズン、その締めくくりとして久保がこのキリンチャレンジカップ2試合のステージに立つ。

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「今シーズン、頑張ったこともあって、日本のみんなが期待してくれていると思います。期待に応える活躍を、できればベストだと思います」

「(22歳になったが?)まず、あと2試合で一区切り。この1年(シーズン)をいい感覚で締めくくりたいです」

Posted by 塚越始

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