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【浦和】「彼にだけ見えるプレーがある」。イニエスタと古橋亨梧のホットラインをリカルド監督が警戒

神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

再び切り札?先発も!?「特にラストサードで気を付けなければ」

[J1 15節] 浦和 – 神戸 /2021年5月22日16:00/埼玉スタジアム

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が5月21日、オンラインによる記者会見に応じて、翌日のホームでのヴィッセル神戸戦に向けた抱負を語った。現在浦和は7勝2分5敗(16得点・17失点)の勝点23で8位、一方、神戸は1ポイント差で7位。上位争いに食い込むためには、ホームで勝点3を獲得したい一戦だ。

「神戸はいいチームだと思います。資金力も豊富でいい選手が揃っています。順位表でも近く、勝点1差。拮抗した試合になる可能性はあります。ビルドアップのところで形を変えながら出てきて、ダイレクトプレーから古橋を中心に狙い、それに加えてコンビネーションを確立できるチームです。私たち自身が高いレベルでプレーしないといけません。しっかりと勝点を取りたいと思います」

 そのように神戸を分析するリカルド監督だが、同郷のレジェンドである元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとのJリーグでの初めての対戦になる。神戸の「8」番のどのようなプレーに警戒したいか? という問いに、次のように語った。

「特にラストサードで気を付けなければいけないと思います。いいパスを持っていますし、古橋選手をはじめ周囲の選手たちとのコンビネーションもいいです。また、セットプレーでも危険な存在です。視野が非常に広く、彼にだけ見えるプレーがあります。さらにそれを高いクオリティで実行する選手でもありますからね」

 そのイニエスタの想像力をさらに上回るプレーを浦和が発揮する――そんな展開が期待される。

「ACL(アジアチャンピオンズリーグ)を目指しているチーム同士の対戦で勝点3を掴むことは、とても重要になってきます」

 大ケガからの復活を遂げて戦列復帰を果たしたイニエスタは、リーグ戦3試合連続で途中出場している。今回も切り札となるのか、先発抜擢もあるのか? ホームの埼スタで迎え撃つ指揮官はそのように、この実力伯仲の対戦を楽しみにしていた。

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[文:塚越始]

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