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レアル・マドリード、ジダン監督の今季限りでの退任を正式発表「プロ意識、献身性、情熱はクラブの象徴」

ジネディーヌ・ジダン監督(左)、久保建英(右)。(C)Audi CUP :(C)SAKANOWA

今季ヘタフェへ期限付き移籍、久保建英の動向にも影響か!?

 スペイン1部リーグのレアル・マドリードは5月27日、ジネディーヌ・ジダン監督が今季限りで退団すると正式に発表した。

 クラブは公式サイトで、次のようにジズーへの感謝を伝えている。

「長年に渡って彼が示してきたプロフェッショナリズム、献身性、情熱はレアル・マドリードを代表してきた象徴であり、彼の決断を尊重して感謝の意を示す時です。 ジダンはレアル・マドリードの偉大なる伝説の一人であり、それは監督または選手としての存在を超えたものであります。 マドリディスモの心の中に彼がいること、現在も将来もレアル・マドリードが彼にとっての家(ホーム)であることを知っています」

 ジダンは1972年6月23日生まれ、フランス出身の48歳。2019年3月に再び就任し、昨季はスペイン1部リーグ制覇を達成。しかしコロナ禍での様々な制約下、心身ともに多くの重圧を受けたきたという。今季は結局、無冠で終了。契約をあと1年残していたが、第2次政権に終止符を打った。その抜群の安定感を踏まえると、再々登板も十分あり得るだろう。

 また、ジダン監督はフロレンティーノ・ペレス会長とともに、チームを若返らせ新世代による「軸」を確立するプランを進めてきていた。その一環として、FC東京から日本代表MF久保建英も獲得。2019年夏にはジダン監督のもと、当時17歳だった日本人レフティはプレシーズンにプレーしてきた。

 来季のレアル・マドリードでは、ブラジル代表FWヴィニシス・ジュニオールがスペイン国籍を取得し、これまで久保にとって懸案だった非EUの外国籍選手枠が空く予定。彼が復帰できる余地はできる。しかしジダン監督の退任によって、そのプランの行方は? そして今季ヘタフェCFに期限付き移籍していた久保の来季はどうなるのか!?

 まず注目を集めるのが後任人事。果たしてロス・ブランコス新監督は誰になるのか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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