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ジダン監督が進退問題で注目発言「…それは事実だ」。今季で退任、ラウル昇格!?レアル・マドリード人事報道が過熱気味

レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督。(Photo by Clive Rose/Getty Images)

ヘタフェにレンタル中、久保建英の来季動向にも影響か。

 スペインメディア『マルカ』は5月14日、レアル・マドリードのカスティージャを率いるラウル・ゴンザレスを表紙の写真に抜擢し、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が来季退任した場合にはトップチームの監督に昇格することが既定路線になっていると報じた。

 するとこれを受けて、マドリードのテレビ局『テレ・マドリード』が翌15日、ジダン監督が「心身両面の疲弊」を理由に、今季限りで退団することを決断したと伝えたのだ。このニュースをスペインメディア『スポルト』などが引用したことで、瞬く間に世界中の関心事となった。フランスメディア『デイリー・メルカート』は「スペインメディアがジダンに爆弾を投じた」として、他メディアではそういった事実は一切確認されずにいると補足している。

 しかもこの日、ジダン監督は翌日のアウェーでのアスレチック・ビルバオ戦(日本時間17日1:30)に向けた記者会見に登場した。『ムンド・デポルティボ』は速報で一問一答をレポートし、そのなかで指揮官は「去るのかどうか?」とシーズン後の進退について直接問われ、次のように答えている。

「これから何が起こるのか分からないことだけが事実だ。確かなのは今日はここにいて、明日試合をすることです。それからは何が起きてもおかしくはありません。それがレアル・マドリードです。過去にも、未来にも、興味はありません」「複雑だから(楽になるので)辞めるということはありません。私がやる時は、全力で臨みます」

 ジダン監督らしい「今こそがすべて」という答えだ。ただ少しだけ踏み込んだニュアンスにはなっているようだ。

 48歳のフランス人指揮官は2019年、「白い巨人」に加入した直後の17歳の久保建英をプレシーズンマッチで抜擢した経緯がある。それだけに指揮官の去就は、現在ヘタフェCFに期限付き移籍中の久保の来季動向にも、少なからず関わってくるだろう(カスティージャで、ラウル監督のもとでも久保はプレーしている)。

 レアル・マドリードは現在勝点78で2位。首位アトレチコ・マドリードと勝点2差で、2試合を残すのみとなった。あと1年契約を残しているジズーだが、その動向が注目が集まる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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