レアル・マドリード久保建英はどうなる?東京五輪後このままだと…「再レンタル濃厚」か
レアル・マドリードでの久保建英。 (Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)
地元メディアが「白いユニフォームを着た時は好印象を残してきただけに」、アンチェロッティ体制下でのスタート時不在は「不運」。
スペイン1部ヘタフェCFへのレンタル移籍を終えてレアル・マドリードに保有権が戻った日本代表のMF久保建英が6月22日、東京オリンピック日本代表(U-24日本代表+オーバーエイジ3人)のメンバー入りを果たした。20歳のレフティはトップ下の中心選手として期待され、金メダル獲得へのキーマンとなる。
一方、レアル・マドリードは、久保獲得時にいたジネディーヌ・ジダン前監督が退任。代わって就任したカルロ・アンチェロッティ監督のもと、新体制づくりも進められている。
スペインのレアル・マドリードの情報を中心に扱うメディア『デフェンサ・セントラル』は、その復帰したイタリア人指揮官のもと、プレシーズンにプレーできないことは、久保にとって「不運」でありマイナスになってしまうと指摘する。
FC東京から加入した直後の2019年夏、プレシーズンマッチではインパクトを残す活躍を見せた。その17歳での輝きが強烈だっただけに、「彼が白いユニフォームを着た時、とてもポジティブな印象を残してきた」と、多くのファンも期待を抱いている。
ただし現状、置かれた立場は難しい。
「アンチェロッティ監督はこの若手選手をチェックすることができない」
「彼がマドリードのトップチームで活躍できるかどうか定かでなく、評価はこの夏を経てからになる」
「そもそも久保自身がまだ未来がどうなるのか分からずにいる」
そうした状況を鑑みると……新指揮官のもとでプレシーズンを過ごせないため、2021-22シーズンも再びレンタルされることが濃厚だと、同メディアも見ている。
もちろんそう考えるのが妥当かもしれない。5年契約の3年目を迎えるが、となれば、間もなく新天地が決定するのだろうか。
非EU外の外国籍選手枠の問題も関わってくる。しかし一方、あるいは東京五輪での活躍によっては、レアル・マドリード復帰もあるか!? まず期待のレフティは母国での1年遅れの「TOKYO2020」で、金メダル獲得に向けて全力を注ぐ。
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[文:サカノワ編集グループ]