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【日本代表】“仮想東京五輪”吉田、板倉、酒井が可変3バック。南野W杯予選6戦連発、大迫5ゴール!ミャンマーに10-0、最終予選進出決定

南野拓実が先制ゴール!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

南野を中央で仕事させるために――。

[W杯 アジア2次予選] 日本 10-0 ミャンマー /2021年5月28日19:20/フクダ電子アリーナ

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選F組、日本代表(SAMURAI BLUE)対ミャンマー代表戦、前半に南野拓実が先制点など2得点、大迫勇也はPKを含む5ゴール、さらにk守田英正と鎌田大地の一撃、板倉滉の国際Aマッチ初ゴールで、日本が10-0で勝利を収めた。南野はアジア予選6試合連続ゴール。FIFAランキングは日本が28位、ミャンマーが139位。

 日本のシステムは4-2-3-1。前線はセンターフォワードに大迫勇也、2列目の右から伊東純也、鎌田、南野を配置。ボランチは3月シリーズで結果を残した遠藤航と守田英正のコンビが組まれた。そして最終ラインは右から、酒井宏樹、板倉滉、吉田麻也、長友佑都という顔ぶれに。ゴールキーパーにはチーム最年長の38歳、川島永嗣が抜擢された。

 特に最終ラインは、U-24日本代表のオーバーエイジに抜擢された酒井と吉田、そして板倉という“仮想・東京オリンピック”と言える陣容に(同じくオーバーエイジに選ばれている遠藤航も出場)。状況に応じて吉田が高く位置取って長友を押し出して、可変3バック(3-4-2-1)とも言える形にする。

 鎌田や吉田は、南野はよりゴールに近いレーンでこそ特長を発揮できると言ってきた。その“良さ”を引き出すため、南野を内側にグッと入れようと、チーム全体の配慮であり、意識づけも感じられた。

 そうしたなか、まさに狙い通りに8分、鎌田とのワンツーから南野が決めて先制。そこからは大迫がわずか14分間でハットトリックを達成する。22分に長友のクロスからヘッド、30分に酒井の奪ったPK、そして36分に長友のヘッドの落としを右足で!いずれも異なる形から3ゴールを奪ってみせた。日本は前半に4点のリードを決めた。

 後半開始から、吉田、酒井がベンチに下がり、植田直通、室屋成が投入。さらに日本は大迫が2ゴール、南野、守田、鎌田、板倉……トータル10ゴールを奪ってみせた。

 グループ首位の日本は6連勝無失点で、最終予選進出を決めた。ミャンマーは2勝4敗。

 日本代表のメンバーは次の通り。

GK
川島永嗣
DF
長友佑都
酒井宏樹
(HT → 室屋 成)
吉田麻也
(HT → 植田直通)
MF
遠藤航
(70分 → 橋本拳人)
守田英正
(62分 → 原口元気)
南野拓実
伊東純也
(79分 → 浅野拓磨)
板倉 滉
FW
鎌田大地
大迫勇也

競り合う日本代表の遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
長友佑都は前半だけで2アシスト。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

 

吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

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[文:サカノワ編集グループ]

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