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鹿島が清水に先勝。“セカンドスリー”大体大卒の新人DF林尚輝が「絶対に勝ちたかった」とプロ初ゴール!│ルヴァン杯

清水戦でプロ初ゴールを決めた鹿島の林尚輝。協力:清水エスパルス

プレーオフステージ初戦、貴重なアウェーゴールを奪う。

[ルヴァン杯 POステージ ] 清水 0-1鹿島/2021年6月2日/IAIスタジアム日本平

 ルヴァンカップのプレーオフステージ第1戦、鹿島アントラーズがルーキーDF林尚輝のプロ初ゴールで、清水エスパルスに1-0の勝利を収めた。鹿島は貴重なアウェーゴールで先勝を収め、6日のホームでの第2戦を迎える。

 先制は開始8分。永木亮太の左からのコーナーキックに、ファーサイドから入った林がヘッドで合わせて豪快に決めてみせた。結局、この1点が決勝点となり、鹿島が日本平でシャットアウト勝利を収めてみせた。

 林は試合後のオンラインによる取材で、「練習の形からファーに入り、折り返しなどからも狙っていました。亮太くんが本当にいいボールを蹴ってくれて、あとは自分が思い切って走り込んでヘディングするだけでした」とゴールシーンを振り返った。

 リーグ戦ではまだ出場機会を得られずにいるが、ルヴァンカップ6試合目でのプロ初ゴール。大阪体育大から今季加入した22歳のセンターバックがまた一歩、しっかりと前に踏み出した。 

「率直に嬉しい気持ちがあります。今日の試合は絶対に勝ちたかったですし、自分としても結果が必要な試合。そこで一つ結果を残せて嬉しかったです。(守備の貢献度も光ったが?)いい部分もありましたし、まだまだスライドのところなど課題もあります。ピンチもあり、試合の流れを考えた時には、もっとクロス対応や安定性を高めなければと思います。マチくん(町田浩樹)が代表活動に参加していて、ここでいかにアピールできるかで、立ち位置も変わり、リーグ戦にもかかわっていけると思います。全力でやるべきことをやり、つなげていきたいです」

 鹿島の出世番号である「23番」をつける身として、林は「まだ全然満足していませんが、試合に出られることには感謝しています。セカンド・スリー、『二番目の[3番]』という意味では、まだまだ満足できる結果でもプレーでもないので、さらなる高みを目指していきたいと思います」と貪欲だ。

 そんな大卒ルーキーの活躍に、相馬直樹監督は「プロ初ゴールがこの大事な試合で決まり、貴重なアウェーゴールを持って帰ることができて、チームにとっても大きなものとなりました。守備の面でも、立ち上がりは不安定な時間もありましたが徐々に慣れ、よくしっかりと抑えてくれました。特にクサビに入ったところで強く行くところはできていました。そういったところを含め良かったと言えると思います」と頷いた。

 第2戦は6月6日、カシマスタジアムで15時から行われる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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