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【浦和】ショルツ加入でリカルド監督が3バック併用示唆「重要な役割こなせる」

オンラインの取材に応じた浦和のリカルド・ロドリゲス監督。協力:浦和レッズ

天皇杯へ駒場で練習。富山戦を「少しでも優位に」。

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が6月4日、オンラインによる取材に応じて、6日と13日のルヴァンカップ・プレーオフステージのヴィッセル神戸戦、9日の天皇杯・カターレ富山戦に向けた抱負、また、このほど獲得が発表されたデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツの加入効果について語った。

 デンマーク1部FCミッティランで今季UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)に参戦し、選手選出のデンマークリーグリーグ最優秀選手(MVP)にも選ばれた28歳のショルツについて、指揮官は次のような期待を寄せた。

「ポジティブな印象を持ち、獲得に至りました。攻撃的なプレーができて、リーダーシップを発揮できます。CLにも臨んでいますが、攻守にわたり活躍してくれると期待しています。ビルドアップの起点として貢献できます。重要な役割をこなし、チームに貢献できると思いました。チームが目標に近づくためにも良い補強だと言えます」

 そのうえで、今季公式戦45試合・10ゴールを大活躍したDFの獲得により、リカルド監督は4バックと3バックの併用についても示唆した。

「センターバックとしてビルドアップにも加われて、ダイアゴナル、背後を突くキックも出せます。セットプレーでも力を発揮できます。チーム全体のレベルが上がり、センターバックの競争も高まることは、チームにいい影響を与えるでしょう。2センターバック、3センターバックと、私たちは両方の形を持っています。そこに良いタレントを揃えるのは重要です。攻守両面で固いプレーができると期待しています」

 そして6日はルヴァンカップ・プレーオフステージで神戸と対戦する。リーグ戦で2-0の勝利を収めているが、タレントの揃う相手であり警戒する。

「有利な流れに持ってきたい。180分の試合だと意識し、その間に穴がないようにしないといけない。もちろん勝利を目標に挑みます。そのためには得点し、失点しないことが大切になります。アドバンテージを得て2試合目につなげたい。リーグ戦では対等な戦いをしたなかで私たちが勝てました。神戸にも誇りがあり、リベンジしてこようと、より危険な相手になります。180分間、最高のレベルを見せ続けなければいけません」

 さらに9日には天皇杯2回戦、カターレ富山と対戦する。そのスタジアムである浦和駒場スタジアムでの練習をこのほど実施している。リカルド監督は「いいタイミングでこの試合を迎えられます。二つのカップ戦を控え、強度の高い練習もできています。選手の負荷を変えながらトレーニングしてきています」「ピッチコンディションもよく、『ホームゲーム』であり、少しでも優位な状況を作りたいと思っての練習でした。ポジティブな面の多かったです」と語っていた。

 鈴木彩艶がU-24日本代表に参戦するなか、まさに総力で戦うことになる3連戦。どんなヒーローが誕生するのか――楽しみにしたい。

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[文:塚越始]

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