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【大分】榎社長が夏の補強を明言!片野坂体制継続、ターゲットは──!?「クラウドファンディングでご支援くださったお金も使わせていただきたい」

大分の片野坂知宏監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

4,395件・約8,900万円の支援が寄せられる。

 J1リーグ大分トリニータの榎徹社長が6月5日、公式サイトで『大分トリニータを応援してくださる全ての皆様へ』と題したメッセージを発信し、クラウドファディングで約8900万円の支援が寄せられたことに感謝し、また現在J2降格圏の20チーム中19位に低迷しているものの、片野坂知宏体制の継続、そして夏の補強による挽回を目指すことをファンとサポーターに伝えている。果たしてターゲットのポジションは――!? Jリーグの夏の移籍市場(第2の選手登録期間)は7月16日から8月13日となっている。

 メッセージは次の通り。

「いつも大分トリニータをご支援、ご声援いただき、心から感謝申し上げます。

 また、先日のクラウドファンディング『一致団結』プロジェクトでは、4,395件で約8,900万円もの多くのご支援をいただきました。重ねて感謝申し上げます。

 さて、今シーズンは4チームがJ2に降格するというレギュレーションで、大分トリニータは16試合を終えた時点で3勝3分け10敗、勝ち点12で19位という状況です。

 ファン・サポーターをはじめ、スポンサー、行政、株主の皆様など、多くの関係者にご心配をおかけしており、申し訳ない思いでいっぱいです。また、クラブの代表として責任を痛感しているところです。

 このような状況ですが、監督、選手、スタッフはファイティングスピリットを失ってはいません。先日のアビスパ福岡戦でも最後まで体を張って勝利を手にすることができました。

 また、サポーターの拍手とクラウドファンディングに象徴されるような熱い心が選手の背中を押してくれました。文字どおり“一致団結”しての勝利だったと思います。現在は、19位と降格圏内ですが、何としてもJ1残留をはたし、少しでも上の順位を目指していきたいと考えています。

 そのためには、まず、片野坂監督には引き続き指揮をとっていただきます。

 トリニータにとって、片野坂監督が最適だというクラブとしての判断に変わりはありません。また、勢いをつける意味も含めて選手補強が必要だと考えており、現在、準備を進めているところです。

 これには、クラウドファンディングでご支援いただいたお金も使わせていただきたいと考えています。クラウドファンディングの使い途については後日ご報告をさせていただきますが、当初予定していた設備への投資等を少しセーブして補強資金の一部にさせていただきたいと考えています。

 今後も厳しい戦いが続くと予想しています。残り22試合です。多くの方の支援で成り立っている大分トリニータとしての誇りを持ち、チーム一丸となって、目の前の戦いに集中して貪欲に、泥臭く、勝ち点を、勝利を狙っていきます。

 皆様とともに、一致団結して、この難局を乗り切っていきたいと考えています。今後とも、大分トリニータへの熱いご声援、ご支援をお願いいたします。

 大分フットボールクラブ 代表取締役 榎 徹」

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[文:サカノワ編集グループ]

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