飛行機の座席などからスタッフ14人も。
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選(兼AFCアジアカップ中国2023予選)の残す試合が6月7日から15日まで、大阪で集中開催される。そこに参戦するキルギス代表の選手1人から新型コロナウイルスの陽性反応が認められ、その後、管轄する保健所によってキルギス選手団の行動についてのヒアリングが行われた結果、来日時の飛行機の機内での座席の状況などにより、来日した39人のうち19人(スタッフ14人、選手5人/そのうちゴールキーパー3人を含む)が濃厚接触者に該当することが判明した。
日本政府が定める濃厚接触者と特定する基準に従って判断されたもの。日本サッカー協会(JFA)は日本政府に提出した誓約書に基づき、濃厚接触者は試合に出場することができないため、7日に開催されるキルギス代表対モンゴル代表は、濃厚接触者となったスタッフや選手を除くなどの措置をとって、16時から行われた。
現地出発前検査(72時間以内/6月1日)、日本到着時検査(6月3日)、第1日目検査(6月4日)、第2日目検査(6月5日)、第3日目検査(6月6日)および第4日目検査(6月6日夜/キックオフが昼間の場合は試合前日夜)では、陽性となった当該者を除いて、全員(19人の濃厚接触者含む)の陰性が確認されている。
来日チームが日本に滞在する際、これまでもバブルの形成(一般者との動線分離)による防疫措置を徹底し
てきた。クラスターの発生を避けるべく、今大会の主催者であるアジアサッカー連盟(AFC)のメディカル部門、競技運営部門、JFA医学委員会が協力してチーム内における防疫措置をさらに強化していく。滞在期間中の毎日検査も実施していく。
JFAは「今後も関係者等の安全確保と健康維持を最優先に、感染拡大防止と注意喚起に取り組む一方、関係機関の方針や行動計画に基づいて迅速に対応してまいります」とコメントしている。
ヤンマースタジアムでのキルギス対モンゴル戦は、34分、モンゴルが先制。試合は結局、そのままモンゴルが1-0で勝利を収めている。
日本代表は15日にキルギス戦がパナソニックスタジアム吹田で組まれている。