前田大然が東京五輪へ「サバイバル」。一方「自分のプレーを出せれば、自然と点は取れる」と自信も覗かせる
前田大然。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
15日ジャマイカ戦は「しっかり点を取らないと生き残れない」。
U-24日本代表の前田大然が6月8日、オンラインによる取材に応じて、東京オリンピックに臨む日本代表メンバー「18枠」入りへ15日のジャマイカ代表戦でのゴールを誓った。
J1リーグ9ゴールを決めている横浜F・マリノスのスピードスターはこの代表シリーズ、日本代表戦では左MF(ウイング)、U-24日本代表戦ではセンターフォワードで、それぞれ途中出場からプレー。ただ、ゴールは奪えずにいるだけに、「結果」にこだわりたいと言う。
「もちろん(東京オリンピックに)出たい気持ちはずっと変わりません。その気持ちを持ちつつ、代表でしっかり結果を出すことが大事。今度の試合でしっかり点を取らないと生き残れない。そこは危機感を持っています」
またコーチ陣との話し合いで、センターフォワードが希望ポジションであると伝えたことも明かした。
「もちろん一番前でやりたい気持ちはあり、それは監督に言いました。でもどこで出ようが、出たら結果を残さないとオリンピックのメンバーには選ばれません。与えられたポジションでしっかり結果を残すことが大切。どっちをやりたいかと聞かれ、前をやりたいですと言いましたが、あとはどこで使うかは監督、コーチが決めてくれれば、左でも前でもしっかり結果を残さなければいけないと思っています」
ここからは“ラストサバイバル”になる。その一方で、試合に勝つことも要求される。前田は「結果も大事ですけれど、サバイバル。みんなが結果を残したい気持ちでやっているので、そこに負けず頑張っていきたいです」と抱負を語る一方、「しっかりチャンスをモノにしたい。自分のプレーをすれば、自然と点を取れると思います」とも自信を覗かせていた。
前田が目指すべきものは、「18人」に選ばれた先にあるはず。そのダイナミックなアタックで世界を驚かせ、「金メダル」をもたらす最高の輝きを放ってもらいたい。
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[文:サカノワ編集グループ]