【浦和】天皇杯は「ACLにつながる」とリカルド監督も重視。J3首位・富山と駒場で決戦!
浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
週末に浦和は神戸、富山は熊本との“大一番”を控える。
[天皇杯2回戦] 浦和 – 富山/2021年6月9日19:00/浦和駒場スタジアム
J1リーグの浦和レッズが6月9日、天皇杯2回戦に登場し、いきなりJ3リーグ目下首位の強豪カターレ富山と対戦する。
浦和は週末にあるルヴァンカップ・プレーオフステージのヴィッセル神戸戦の狭間に、この一戦が組まれる。リカルド・ロドリゲス監督は6月4日のオンラインによる記者会見で、このカップ戦3連戦について、さまざまな試行ができる機会と語っていた。大幅なメンバーの入れ替えが見込まれる。
一方、富山はリーグ戦の間での対戦に。13日にはホームで勝点2差の5位・ロアッソ熊本戦を控えている。昇格レースに向けた重要な一戦だ。コロナ禍の情勢などを踏まえると、このアウェーゲームは、浦和と同じくターンオーバーが見込まれる。
浦和は先週、会場となる浦和駒場スタジアム(神戸との第2戦でも活用)で練習し、芝生の感触を確認した。そしてリカルド・ロドリゲス監督は富山について、次のように警戒していた。
「(富山戦に向けて)トレーニングする時間はあまりありませんが、分析担当のスタッフが集めた情報も少しもらっています。J3リーグで非常にいい戦いを見せている、良いチームだと聞いています。神戸との2試合の間に入る難しさもあります」
指揮官は目の前の1試合ずつに全力を注ぐだけだと強調。そのうえで天皇杯の重要性も認識している。
「カップ戦は1試合で敗退が決まってしまうので、たまたまその日が不調だということを避けなければいけません。それに天皇杯はACL(アジアチャンピオンズリーグ)につながるチャンスでもあり、大事にしていきます」
リカルド・ロドリゲス監督はそのように、浦和にとっての天皇杯のステータスの高さも認識している。
どのようなメンバーで臨み、どのような戦略を見せるのか。久々の駒場決戦、勝利で週末の神戸戦につなげたい。
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[文:サカノワ編集グループ]