衝撃4人股抜き弾!久保建英はどこを狙った?「中に切れ込んだ時…」│U-24日本代表-ジャマイカ代表

あとはメンバー発表を待つのみ。長かったスペインでの２シーズン、「まずはしっかり休みをとって」。

[国際親善試合] U-24日本代表 ４-０ ジャマイカ代表／2021年６月12日／豊田スタジアム

　U-24日本代表のMF久保建英（ヘタフェCF → レアル・マドリード）がジャマイカ代表戦、ゴールキーパーを含む相手選手４人の股を抜くシュートを突き刺して、豊田スタジアムの観客を唸らせ大きな拍手のバイブレーションを生み出した。

　久保は試合後のオンラインによる記者会見に臨み、試合を振り返るとともに、ゴールシーンについて解説した。

「（ゴールについて）中に切れ込んだ時、前回のガーナ戦ではニアに打ってキーパーに当たっていたので、今度は少しファー側を狙ってみようと思いました。（４人の）股抜きなんて（頭の中に）ないです。１枚目は狙いましたが、それ以降は分からなかったです」

　最初の選手が足を伸ばして来た、その足元を狙ったということだ。とはいえ、そこから４人を突き抜けるとは驚愕だ。

　そのゴールが決まったのは給水タイム直後のことだった。相手の集中が、一瞬切れた時でもあった。

「切り替えはサッカーでは大事。そこで上回れたのかなと思います。（『K』のパフォーマンスは？）前の試合で友達にやるよと言って忘れていたので、今回決められて良かったです」

　また今回は前田大然（横浜F・マリノス）が前線に入った。上田綺世（鹿島アントラーズ）とは持ち味が大きく異なるセンターフォワードとの関係性について、「前田選手が前線にいるとプレスが強くなり、その意図もあったので、センターバックに持たせていたところはありました。自分としてはもうちょっと前から圧力を掛けても良かったかなと感じました」と、前田が入った際には、そのスピードをより引き出すためにも連動してのプレッシングを課題に挙げていた。

　この試合で、U-24代表の６月の活動は終了に。あとはメンバー発表を待つのみとなった。

「一回ここで解散してあとは発表を待つことになりますが、個人としてできることはやったつもりです。それはみんなも同じだと思います。メンバー発表まで、（シーズンオフに入った欧州組は）休むことも大事。今季は長かったので（スペインリーグは2019-20シーズンからほぼ休みなしで続いた）、しっかり休んで、選ばれた選手は大会が待っています。選ばれなかった選手もここがゴールではないという話を、キャプテンの吉田麻也選手（UCサンプドリア）からありました。経由地点だと思って、選ばれても、選ばれなくても関係なく、前を向いていきたいです」

　６月４日に20歳の誕生日を迎えたあと、公式戦２試合連続ゴール。幸先良く20代のスタートを切った久保が、清々しい表情を浮かべた。

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[文：サカノワ編集グループ]