マインツが堂安律の獲得へ、GK売却で資金確保。6億5000万円はしかし高すぎる!?
堂安律。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
東京五輪のドイツ代表正守護神候補がシュツットガルト移籍。
日本代表とU-24日本代表(東京オリンピック日本代表)に選ばれるMF堂安律は2020-21シーズン、オランダ1部PSVからドイツ・ブンデスリーガ1部アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍し、昇格1年目のチームの1部リーグ残留に大きく貢献した。
堂安自身は5大リーグの一つであるブンデスリーガでのプレー継続を希望している。しかしビーレフェルトは買い取りオプションを行使せず。このコロナ禍で500万ユーロ(約6億5000万円)の違約金(移籍金)をPSVに支払えず、完全移籍での獲得を断念した。
そうしたなかマインツの地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』はこのほど、1.FSVマインツ05が堂安のレンタルでの獲得に向けて関心を示していると報じた。
するとドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』が6月18日、このマインツの堂安獲得が実際に動き出していると伝えた。
記事によると、マインツは次世代のドイツ代表守護神候補であり、東京オリンピックへの参戦が確実視される23歳のGKフロリアン・ミュラー(昨季はSCフライブルクに期限付き移籍)をVfBシュツットガルトに完全移籍。ここで500万ユーロの移籍金を確保したということだ。その資金の使い道の一つとして挙がるのが、堂安の獲得だという。
マインツのボ・スヴェンソン監督はこの夏、新戦力として、ウイングを一人、あるいは二人獲得したい意向を示す。その候補として、堂安もリストアップされている。
ミュラーによって得た資金「500万ユーロ」。計算上の収支ではプラス・マイナス・ゼロになるが、「マインツとしては当座を空にしたくはない」と、500万ユーロ以下――できればレンタルでの獲得を希望していると見られるそうだ。
堂安はこの夏、東京オリンピックに参戦予定。そこでの活躍によっては、さらに価値が上がる可能性もある。岡崎慎司、武藤嘉紀もステップアップしていった伝統あるマインツで、23歳のレフティがチャンスを得られるか!?
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[文:サカノワ編集グループ]