【横浜FM】新監督は本田圭佑とACLで来日したメルボルン元指揮官か「合意近づく」と現地メディア
2018年8月、メルボルン・ビクトリー加入の決まった本田圭佑と記念撮影するマスカット監督(右)。(Photo by Robert Cianflone/Getty Images)
ポステコグルー監督のもと、コーチも経験。
アンジェ・ポステコグルー前監督の退任により新たな指揮官を探しているJ1リーグ横浜F・マリノスだが、6月24日、オーストラリアやイギリスの複数媒体がメルボルン・ビクトリーやシント・トロイデンVVなどを率いてきたオーストラリア人のケビン・マスカット氏が「有力候補」に浮上し、合意に近づいていると報じた。
横浜FMは現在、ポステコグルー氏のスコットランド1部リーグ・セルティックFCへの電撃移籍に伴い、アカデミーグループダイレクターであり、エリートリーグの監督を務める松永英機氏が暫定的に指揮を執っている。
そうしたなか、『オーストラリアン』は「マスカット氏がポステコグルーの後を引き継ぐ」と報じた。
『アジアンゲーム』の記事などを引用する形で、現在、後任の「最有力候補」として、交渉が進められているようだという。一方、現在フリーであるマスカット氏には、オーストラリアAリーグのウェスタン・ユナイテッドも監督就任の打診をしているそうだ。また別媒体では、マスカット氏は基本的にはオーストラリア国外での活動を希望しているという。
マスカット氏は1973年8月7日生まれ、47歳。元オーストラリア代表DFで、スコットランド1部レンジャーズFCなどで活躍。指導者としては、メルボルン・ビクトリーで当時のポステコグルー監督のもとでコーチを経験。その後、監督に昇格して、元日本代表MF本田圭佑とともにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に臨むため来日している(グループステージ敗退)。直近ではベルギー1部のシント=トロイデンVVを率いていた。
マスカット氏の横浜FMの監督就任が決まった場合、日本では2週間の隔離期間が必要になるとも報じられている。メルボルン・ビクトリーではバトン引き継ぎに一定の成功も収めている。確かに“決定”に向かっているようだが、果たして――。
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[文:サカノワ編集グループ]