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トッテナムが冨安健洋と交渉開始!23億円を用意「自信ある」。一方で…

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

アタランタと“個人合意”とも言われるが。

 イギリスメディア『サン』は6月27日、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCがイタリア1部セリアAのボローニャFCに所属している日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて「交渉を開始した」と報じた。

 フロントは調整に入っていて、獲得に向けてかなりの自信を見せているという。また、「彼は比較的安価に設定されていて、フロントを恐怖に陥れることはないだろう」と、“安心価格”である点もプラスに働いているという。

 ただし冨安は東京オリンピック日本代表メンバーに選出されているため、夏のプレシーズンに合流できない。そのあたりのコンビネーションの面で不安を残すことが、懸念材料に挙げられるそうだ。

 それでもトッテナムは移籍金1500万ポンド(23億円)を用意。冨安獲得に自信を持っていると伝える。

 しかし一方、セリエAのアタランタBCも冨安獲得を希望。イタリアメディア『カルチョ・メルカート』はすでに「個人合意」には至っているとも報じていた。

 ただ2024年6月まで冨安と契約を結ぶボローニャは、移籍金(違約金)3000万ユーロ(約33億円)を要求しているとも言われる。そうたしたなかで、アタランタが提示した1600万ユーロ(約21億円)の条件を拒否。そのあと、再びアタランタが改めて新たな条件を示したとも言われる。

 確かにそうなると、トッテナムが提示した額はアタランタの上を行っていて、本気度が伝わる。

 ただボローニャの要求額とはまだ開きがあるか。あるいは移籍金について、ボローニャは最低1500万ユーロ(約20億円)に設定しているとも言われ、そのあたりで様々な情報戦などによる駆け引きも起きている可能性もある。

 冨安は2020-21シーズン、セリエA31試合・2ゴールを記録。シニシャ・ミハイロヴィッチ監督のもと、開幕直後はセンターバックでプレーし、その後は再び昨季主戦場だった右サイドバックに配置。チームはリーグ戦を12位で終えた。

 トッテナムはいずれはセンターバックに固定したい意向だという。

 もしもアタランタ、トッテナムと、いずれも本気のオファーを提示しているのであれば、冨安はどのような決断を下すのか? さらに他クラブも欲しているといわれる。

 日本代表のレギュラーを担う22歳のディフェンダーに、世界の多くの強豪クラブから熱視線が注がれている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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