久保建英にアーセナル移籍の噂浮上。レアル・マドリードから「4人候補の一人」
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
両クラブの“良好な関係”を背景に。
日本代表と東京オリンピック日本代表(U-24代表)に選ばれるレアル・マドリードのMF久保建英だが、新シーズンは果たしてどのチームでプレーするのか。その動向が注目を集める。
白い巨人は、ジネディーヌ・ジダン前監督の退任、そしてカルロ・アンチェロッティ監督の復帰が決定。加えてこのプレシーズン期間は東京五輪参戦のため、久保はマドリード不在となるため、欧州挑戦3シーズン目もレンタル移籍が濃厚ではないかと言われる。
一方、非EUの外国籍選手枠の問題が解消されれば(ヴィニシウスのスペイン国籍申請がこの夏にも認められる予定)、久保のレアル・マドリード復帰もあり得ると言われてきた。
そうしたなか浮上したのが、イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCへの移籍の噂だ。
スペインの移籍専門サイト『トド・フィチャヘス』がこのほど、レアル・マドリードの4人がアーセナルの新戦力候補に挙がっていて、そのうちの一人が久保だと報じた。
2020-21シーズンはマルティン・ウーデゴール、そしてダニ・セバージョス(2019-20シーズンから在籍) がアーセナルでプレーしてきた。いずれも貴重な戦力として活躍したものの、レアル・マドリードに保有権が戻ることが決まっている。
一方、アーセナルはこの「両クラブの良好な関係」を生かし、選手登録から漏れるマドリードの戦力を迎え入れたい意向だという。その候補が、イスコ、マリアーノ・ディアス、アルバロ・オドリオソラ、そして久保だという。そして正式オファーを出すのは、「まず、アンチェロッティ監督が誰を必要とするのか、その判断を待ってからになる」。
どこまで具体的に話が進んでいるのか、単なる噂の領域に過ぎないのかは定かでないものの、確かにアーセナルはレアル・マドリードと“良い関係”を今は築けている。ウーデゴールとセバージョスの貢献度も高かっただけに、必然とレンタル組として実績を積む「クボ」の名前も俎上に載ってきそうではある。
久保が新シーズン、スペイン国外も選択肢に含めるのか。そのあたりも注目の一つとなる。昨季もフランス1部のパリ・サンジェルマン、ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンが、レアルに正式オファーを出したと言われるが――。
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[文:サカノワ編集グループ]