ローマが鎌田大地の相棒獲得へ。モウリーニョ希望か。仲介人と役員さっそく接触
セルビア戦での日本代表の鎌田大地。コスティッチは不在だった。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ターゲットはセルビア代表のレフティ、MFコスティッチ。ライバルのラツィオも狙う。
イタリアメディア『コリエレ・デロ・スポルト』は6月27日、イタリア1部セリエAのASローマがドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチの獲得に向けて関心を示していると報じた。
記事によると、ローマが……というよりも、むしろコスティッチサイドがローマ入りを希望しているとのこと。さっそく選手仲介人とクラブ役員が直接会ったということだ。一気に話はまとまるのか――。
しかしローマ側も課題を抱える。まず着手しなければいけないのが、現有戦力の整理だ。ジェンギズ・ウンデル、カルレス・ペレス、ペドロ、ジャスティン・クライファートといった有望でもあるタレントをどのように見極めるのか。就任の決まったジョゼ・モウリーニョ新監督が、どのように判断するのかで決まってくる。それによって、コスティッチ獲得に“ゴーサイン”も出ると予想される。
ただ、左利きのラストパスの供給源であるコスティッチは、新指揮官も熱望するはずだと見ている。28歳の左サイドのスペシャリストは昨季リーグ30試合・17アシストを記録。その突破力と精度の高い長短のキックは、確かにローマの武器になり得る。
ブンデスリーガでは鎌田大地とも阿吽の呼吸で攻撃を組み立て、数多くのゴールを量産してきた。体制交代により、移籍を希望している一人だと言われる。
一方、ライバルであるSSラツィオもコスティッチ獲得を目指している。そのあたりで駆け引きも起きてきそうである。ローマが本格的に動くのであれば、まだ先か!?
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[文:サカノワ編集グループ]