【清水】原輝綺が移籍後リーグ初ゴール!東京五輪代表落選について語る「シンプルに自分の力不足」
オンラインによる取材に応じた清水の原輝綺。協力:清水エスパルス
“悔しさ”をそこまで感じなかった自分自身に対して感じたこととは――。
[J1 21節] 清水 1-0 大分/2021年7月4日18:03/IAIスタジアム日本平
J1リーグ21節、清水エスパルスがDF原輝綺の加入後リーグ戦での初ゴールで、大分トリニータに1-0の勝利を収めた。
スコアレスで迎えた67分、左コーナーキックから、ファーに流れたボールをヴァウドが折り返す。中央にいた原は冷静にサイドで合わせ、空いたコースを突き、ゴールネットを揺らした。原にとっては、6月9日の天皇杯2回戦の福山シティ戦(〇1-0)に続く清水での公式戦2点目。負傷明けの“完全復活”を印象付けた。
東京オリンピック日本代表では、その原の負傷したタイミングで、酒井宏樹のオーバーエイジ招集が確実に。U-24日本代表のラストキャンプにはちょうど間に合わず、結果、(当初のバックアップを含めた)22人のメンバーから外れることになった。
3月のU-24アルゼンチン代表戦で素晴らしいパフォーマンスも見せた。ただ原は悔しさを感じなかった自分自身について、次のように受け止めていた。
「ケガをしたあと復帰したという情報はたぶん(森保一監督をはじめスタッフに)入っていると思いますし、本当にいい選手、必要な選手であれば、呼ばれていたと思います。呼ばれなかったのは、シンプルに自分の実力不足です。そこ(メンバー発表の時)で思ったよりもショックは受けなかったですし、難しいだろうなと、どこか心の中で思っている自分がいました。まだまだ自分に自信を持てていなかったとも感じます」
冷静に自身を客観視する原は、この日のようなプレーを続けたいと意欲を口にした。
「今日のようなプレーをスタンダードに、よりよいプレーを見せていければ、次につながっていけると思います。過ぎたことは過ぎたこととして、また次のステージに向かって頑張っていきたいです」
原の躍動とともに、清水はこれでリーグ3試合負けなし、最近2勝1分と上向きに。逆襲の夏を迎えようとしている。
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[文:サカノワ編集グループ]