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【浦和】水戸移籍の伊藤 涼太郎にリカルド監督が具体的エール「小さなスペースの中で――」。大分戦への意気込みも示す

伊藤涼太郎。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「必要な経験を積み、成長してもらいたい」

[J1 22節] 大分 – 浦和 /2021年7月10日19:00/昭和電工ドーム大分

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が7月9日にオンラインによる取材に応じて、今季これまでの戦いぶりを振り返るととともに翌日の大分トリニータ戦に向けた抱負を語った。

 そのなかで、前日8日に水戸ホーリーホックへの今シーズン末までの育成型期限付き移籍が決まった伊藤涼太郎に向けて、指揮官は次のようにエールを送った。

「チームの中で、よく競争をしてくれていました。私たちが押し込んでいる時に生まれる小さなスペースの中に入り、そこでの体の向き、ボールコントロール、そして判断が大事になるといつも話してきました。そういったところを水戸で伸ばしてほしいです。まだ若く伸びしろがあります。彼のポジションで、必要な経験を水戸で積み、成長してもらいたいです」

 そのように具体的にスペースを探し出し、そこでのプレー精度を求めていたということだ。細部――ディテールへのこだわりとも言えるだろう。

 一方、伊藤と言えば、思い切った、ダイナミックなプレーも魅力の一つだ。2018年には34試合・9ゴールを決めている水戸で、再び突き抜けるキッカケを掴んでもらいたいところだ。

 また、翌日の大分戦に向けてリカルド監督は、「ボールをしっかりつなぎ、もしも失ったら、早めに奪い返すことがポイントになります」「必ず勝点3を持ち帰りたいです」と意欲を示していた。しっかり勝利を収めて、中断期間に突入したい!

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[文:サカノワ編集グループ]

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