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【東京五輪】日本のスピードスター前田大然が脳震盪の疑いから復帰「ここから上げていく」

前田大然。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ホンジュラス戦の出場は――。

 東京オリンピック日本代表(U-24日本代表)のFW前田大然(横浜F・マリノス)が7月10日、オンラインの取材に応じて、キリンチャレンジカップのU-24ホンジュラス戦(12日@ヨドコウ桜スタジアム)とU-24スペイン代表戦(17日@ノエビアスタジアム神戸)、そして22日の初戦・南アフリカ戦(@東京スタジアム)が近づく五輪本番に向けて意気込みを語った。

 前田は7月3日の柏レイソル戦(〇2-1/87分で交代)で脳震盪の疑いがあり、その復帰プログラムにより個別メニューをこなしてきた。そして10日のトレーニングで合流を果たした。

 日本のスピードスターは「約1週間休んだので、少し体的にきつい部分もありましたが、そんなことも言っていられないので、ここから上げていきます。ずっとやりたい気持ちでいましたが、入ったらしっかり自分のプレーを出そうとリハビリをしていました。今日最後に練習に参加できて良かったです」と手応えを得ていた。

 12日のホンジュラス戦の出場は可能か。本人はもう大丈夫だと言うものの、「自分は出れると思っても、最終的に決めるのは監督、コーチなので、チームとして与えられた役割をこなしたいです」と語っていた。ピッチに立った場合は、「(林)大地も(上田)綺世も同じことを言っていると思いますが、僕らはゴールを決めないと意味がないので、しっかり目に見える結果を残したいです」と、あくまでもゴールへのこだわりを口にしていた。

 そしてストライカー同士でのライバル意識も強いのか、という質問に、前田はこう答えた。

「今はライバルというよりもチームとして、勝たないと金メダルは獲れません。しっかり一致団結してやれればと思います」

 ちなみに無観客試合の決定により、全試合観戦を予定していた家族は来場ができなくなった。日本のスピードスターは「(家族が)ちょっとショックで悲しんでいましたが、テレビでしっかり自分が活躍しているところを見せたいです」と、そこは少し残念そう。それでもここからのキリンチャレンジカップと五輪本番に向けて、「どこも強いです。強豪を相手に勝って、日本の価値を高めていきたいです」と、日本の勝利、そして金メダル獲得へ、全てを懸けて戦う覚悟を口にしていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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