Jリーグ経由ビッグクラブへ。前横浜FMポステコグルー監督、トッテナム就任「口頭で最終合意」。古橋亨梧&ソン・フンミン実現なるか
アンジェ・ポステコグルー監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「次のステップは、セルティックとの交渉だ」
J1リーグ横浜F・マリノス前監督であるアンジェ・ポステコグルー(Angelos Postecoglou)氏のイングランド・プレミアリーグ トッテナム・ホットスパーFCの新監督就任が6月5日、決定的となった。「口頭で最終合意に至った」という。
ポステコグルー氏は2018年から横浜FMで指揮し、2021年夏、スコットランド1部セルティックFC監督に就任。今シーズンは日本人選手の古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、岩田智輝、小林友希を擁してリーグ連覇、今季の3冠を達成した。リーグ戦では38試合で114ゴールという凄まじい破壊力を見せつけている。
今回様々な候補者が浮上したなか、より攻撃的なスタイルで勝利を追求する点で、トッテナムとポステコグルー監督のビジョンが合致したようだ。
移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は6月5日、次のようにレポートした。
「トッテナムが次期監督としてアンジュ・ポステコグルーと口頭で最終合意に達したと把握している。2年契約で、さらに1シーズン延長オプションが含まれる。2026年6月まで契約が有効になる可能性があると聞いている。次のステップは、セルティックとの交渉だ」
セルティックとの契約内容や条項は定かになっていないものの、プレミアリーグというだけでなく、ビッグクラブからの引き抜きは極めて稀である。特別な問題が起きない限り“移籍”が決まる運びだ。
また、スパーズのFWハリー・ケインには、スペイン1部レアル・マドリードへの移籍の噂が出ている。この移籍が実現した場合、セルティックの日本代表FWであり、スコットランドで得点王やMVPなど今季の個人賞を総なめにした古橋が、トッテナムに移籍する可能性があると現地メディアでは報じている。
Jリーグ経由でアンジェがプレミアのビッグクラブを率いる。そして古橋と韓国代表FWソン・フンミン、ブラジル代表FWリシャルリソン、(さらに一転して残留したケインも!?)が同じユニフォームを着て、ピッチに立つ日が来るのだろうか。