【ドイツ紙】遠藤渓太がウニオン・ベルリン移籍へ。内田篤人に続き「日本のマイスターからやって来る」
横浜FMでの遠藤渓太。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
まずは左サイドのオプションになる?
ドイツで最大部数を誇るタブロイドの大衆紙『ビルド』は7月23日、「日本のマイスター(王者)からウニオンが獲得か」と題した記事を掲載し、日本で報じられてきた横浜F・マリノスに所属する日本代表MF遠藤渓太のウニオン・ベルリンへの移籍決定間近の噂についてレポートしている。
遠藤は1997年11月22日生まれ、神奈川県横浜市出身の22歳。横浜FMの下部組織を経てトップチームに昇格し、2016年から今季までJ1リーグ通算102試合に出場し、13ゴールを決めている。敵陣を切り裂いてチャンスを作り出すドリブラーで、昨季は33試合に出場して7得点を決めるなど、近年は勝利とゴールに強い執着を見せてきた。今シーズンは5試合・2得点。
『ビルド』の記事では、ウニオン・ベルリンには2018年まで内田篤人(→鹿島アントラーズ)が在籍したことに触れ、彼に続く日本人選手を獲得することになると伝える。「日本のメディアによると」としたうえで、レンタル移籍で買い取りオプションも付く契約になりそうだという。
また、ウニオン・ベルリンの左ウイングには27歳のマリウス・ビュルターが在籍し、今季32試合・7得点・1アシストと活躍して、1部残留に大きく貢献している。記事では「左サイドのオプションを増やすことになる」と、遠藤はまず控えになることを予想している。
ウニオン・ベルリンは首都ベルリンをホームにする元々は市民クラブで、2018-19シーズンに3位に入ってVfBシュトゥットガルトとの1・2部入れ替え戦を制し、クラブ史上初の1部昇格を果たした。今季は11位と躍進して、来シーズンも1部で戦うことを決めている。ホームスタジアムはシュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライで、収容は2万1717人。
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[文:サカノワ編集グループ]