×

【鹿島】右SB濃野公人が両親の前で3試合連続ゴール「サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返ししていきたい」。G大阪をアウェーにて2-1で下す

濃野公人。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「小さい時からサッカーで迷惑をかけてきたので…」

[J1 10節] G大阪 1–2 鹿島/2024年4月28日15:00/パナソニック スタジアム吹田

 J1リーグ10節、鹿島アントラーズが先発復帰に応えた仲間隼斗、そして濃野公人の3試合連続ゴールで、2-1の勝利を収めた。鹿島はリーグ2試合ぶりの白星。勝点16に伸ばして、首位セレッソ大阪とは3ポイント差に縮めた。

 1-1で迎えた54分、左サイドからの仲間隼斗のクロスに、鈴木優磨が中央で競り、その抜けたところに飛び込んだのが濃野だった。3試合連続でゴール――京都サンガF.C.戦に続く二度目の決勝点に。

 濃野は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「僕のゴールで勝ちをもたらせたことは、嬉しく思います」と喜んだ。関西学院大学出身で、この日は両親もスタジアムに訪れていたという。いま勢いに乗る大卒ルーキーは「小さい時からサッカーで迷惑をかけてきたので、サッカーでもらった恩を、サッカーで恩返ししたいとずっと思ってきて、こうして両親の前で得点を決めて、そして勝つことができて嬉しいです」と感謝していた。

 ゴール前で数的優位を作り出す。その重要な”ターゲット”になっている。チームとしての狙いも感じられる存在だ。

「監督からはスペースを見つけたらどんどん飛び込んでいっていいと言われてきました。逆サイドの(仲間)隼斗くんが顔を上げた瞬間、スペースが見つかったので、思い切り入って行ったら、ディフレクションはありましたがいい形でこぼれてきたので、あとは押し込むだけでした」

関連記事>>【鹿島】決勝ゴールの濃野公人、その背中を押した知念慶の言葉とは?「サッカー人生で忘れられない一瞬になった」

 5月3日はホームで湘南ベルマーレと対戦する。勢いに乗るためにも濃野は「アウェーでなかなか勝てずにいましたが、タイトル争いするためにも、今後につながる大きな勝点3になったと思います。優勝するためには連勝が大事になるので、チームが勝てるように精一杯頑張ります」と、連勝への思いを語っていた。

Ads

Ads