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【U-24代表】森保監督の言葉から読み解くホンジュラス戦スタメン予想&注目点。久保、堂安、三好「レフティ三銃士」揃い踏みか

(C)SAKANOWA

北中米カリブ海予選2位突破の実力派と対戦。ゼロトップも?

[キリンチャレンジカップ] U-24日本代表 – U-24ホンジュラス代表/2021年7月12日19:30/ヨドコウ桜スタジアム

 東京オリンピックに向けて、キリンチャレンジカップで腕試し! U-24日本代表が7月12日、ヨドコウ桜スタジアムでU-24ホンジュラス代表と対戦する。日本の森保一監督(フル代表と兼任)の試合前日の記者会見からスタメンを予想するとともに、この試合のポイントを整理したい。

 ホンジュラスはこの東京五輪予選、北中米カリブ海(CONCACAF)2位で突破。1位は日本が五輪GSで対戦するメキシコだった。

 選手・スタッフは9日に来日したばかり。ミゲル・ファレロ監督は、選手の体調は問題ないものの、「時差」の影響を受けていると明かしていた。

 この試合、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場していた川崎フロンターレの三笘薫と旗手怜央は不在。瀬古歩夢、相馬勇紀も直前の合流となっている。指揮官が憂慮していたのが、チームの中心を成すヨーロッパ組のコンディションだ。コンスタントに戦っていたリーグ戦を終えて、約1か月以上が経っている。6月12日のジャマイカ代表戦が最後の実戦だった。

 そうしたなか、この5日からのキャンプで「密度の濃い、量的にもハードなトレーニングを積んできた」(森保監督)と体を追い込んできた。一方、日本の高温多湿ななかでの戦いにも慣れる必要性を説く。

 また、森保監督は17日のU-24スペイン代表との試合、“2試合セット”での強化を考え、「高温多湿の環境のなかで、一度少し長い時間をプレーしてほしい」と要求している。一方で、ACL組などJリーグ勢については、「シーズンを戦ってきたなかでの疲労を取りながらコンディションを上げていかないといけない」と配慮する。

 ある程度、ゲーム体力的に一度追い込んでおきたい。そういう意図が感じられる。

 その点を踏まえると、2試合で先発をほぼ全員変更する――。そういった可能性は考えられる。

 また、22日の東京五輪本番の初戦・南アフリカ戦(20:00@東京スタジアム)まで、ホンジュラス戦からは「中9日」、スペイン戦からは「中4日」だ。

 指揮官の言葉からは、まず、このホンジュラス戦で一度、欧州組の中心選手たちは体力的に追い込んでおきたい。そこで課題も精査したいという狙いが感じられる。

 別メニューの続いた上田綺世と前田大然、FW登録の二人の先発あるいは起用は難しいと見られる。ビースト林大地にとってはチャンスになる。あるいは欧州組を優先し、三好康児か堂安律を前線に置くゼロトップもあり得るか。いずれにせよ、久保、堂安、三好の「レフティ三銃士」が揃い踏みことになりそうだ。

 左サイドバックの人選も注目される。旗手(今回不在)と中山雄太も起用されてきたが、板倉滉や町田浩樹をテストすることもあるか? ゴールキーパーは最近公式戦から離れていた鈴木彩艶の起用もあり得る。

 試合は19時30分キックオフ予定。試合の模様はTBS系列にて全国生中継される。

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[文:サカノワ編集グループ]

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