浦和の塩越柚歩に宿るなでしこ魂「自分がやらなきゃ」。東京五輪目前、豪州にチャレンジ!【前日練習PHOTOS】

オリンピック前、最後の親善試合MS&ADカップで初めて強豪と対戦。

[MS&ADカップ2021] 日本女子代表 – オーストラリア女子代表／2021年７月14日19:20／サンガスタジアムby KYOCERA

　東京オリンピックを控えた壮行試合の位置づけとなる親善試合「MS&ADカップ」、なでしこジャパン（日本女子代表）対オーストラリア女子代表戦が７月14日に行われる。 FIFAランキングは日本が10位、オーストラリアが９位。

　この試合を前に塩越柚歩（三菱重工浦和レッズレディース）がオンラインによる取材に応じて、自身初となる“強豪”との一戦を前に抱負を語った。

「オリンピックを前にした最後の貴重な機会。経験があまりない自分にとって、出場機会があれば、どれだけ通用するのかを知り、チームメイトとのコンビネーションを高めたい。自分のできるプレーと周りとの関係性を築きながら、勝負にもこだわり、いろんなプラスのチャレンジができたらいいと思います」

　チャンスがあるならば『ジョーカー』の可能性が高い。また、五輪本番も登録22人、ベンチ入り７人（１試合のエントリー18人）、交代５人枠となったことで、出場できる可能性はより上がった。

「フレッシュな選手が頑張って勢いづける部分が求められます。試合に関われるかは分かりませんが、そのようなことを意識して、勢いづけられるプレーを頑張りたいと思います。（交代５人枠について）ベンチにいれば出る確率は高まります。そういった部分で途中からでもチームを助けられるプレーだったり、流れを変えられるプレーだったり、どんどん積極的にやっていきたいと思います」

　塩越自身、チームの勝利のために何ができるのか、そのための気持ちを見せていきたいという。

「こうして大会が近づくにつれて、自分がやらなきゃな、という気持ちが強くなってきています。いつまでも経験がないと言い訳できない立場ではなく、戦力となってチームを助ける部分で、もっと強いメンタルで、自分が何かをやってやるという気持ちを持たないといけない。その気持ちが、どんどん強くなってきています」

　塩越のその心に、なでしこ魂が宿ってきた。

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[文：サカノワ編集グループ]