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【鹿島】選手に学びの場を提供。「Antlers Life Design Program」、第一弾は「資産運用」「英会話」

鹿島アントラーズ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

荒木遼太郎「個人で英語を勉強してきたが、コミュニケーションをとれるプログラム提供は有難いです」。アカデミーやスタッフへの対象拡張も検討。

 J1鹿島アントラーズを運営する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーは7月から、クラブパートナーと連携して選手の自主的な学びを支援するプログラム 「Antlers Life Design Program」を開始した。

 このプログラムは選手が自身のライフプランにおいて必要と考える知識やスキルの習得支援を目的として、クラブパートナーが持つ専門的な技術や知識を活用。さまざまな学びの機会を提供していく。

 第一弾として、選手やクラブOBの事前アンケートで最も要望が多かった「資産運用」と「英語学習」に関する学習プログラムを、クラブオフィシャルパートナーである株式会社常陽銀行、クラブパートナーである株式会社プロゴスと連携し、提供された。

 今後はパートナー企業とともに内容を順次追加し、様々な形で選手を支援していく。

 また、プログラム対象者をアカデミー所属選手やクラブ職員に拡張することも検討している。

 このプログラム設立にあたり中田浩二C.R.Oは「現役時代に学びたいことがあっても、やり方が分からなかったり、きっかけもなくズルズルと過ごしてしまい、引退後は改めて、興味のあることをもっと学んでおけば良かったなと後悔しました。現役の選手たちにはそういう思いをしてほしくないので、クラブが様々なプログラムを提供することでそのきっかけを与え、サッカー選手としてだけではなく、1人の社会人として大きく成長してほしいと思います」と意義を語り、選手をサポートしていく考えだ。

 今回プログラムに参加した犬飼智也選手は次のようにコメントしている。

「クラブからこのような機会を提供してもらうことで、選手同士で刺激し合いながら学習に取り組めるのは大きな強みかなと思います。プロサッカー選手は練習が終わってから半日、スケジュールが空くこともあり、そのような時間を有意義に使うことは社会人として大事だと思うので、積極的に何でも吸収していきたいです」

 また荒木遼太郎は「以前から個人で英語は勉強していましたが、サッカーでも、私生活でもコミュニケーションを取る意味で、クラブからプログラムを提供してもらえるのはとても有難いです。今後、これまであまり興味がなかったことも含め、このプログラムを有効活用したいと思います」と意欲を示している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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