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握手拒否マナー違反、韓国10番が釈明。コロナ対策で…│東京五輪男子サッカー

韓国のイ・ドンギョン (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)

「負けたので、笑って断るわけにはいかなかった」

[東京五輪 GL1節] ニュージーランド 1 –0 韓国/2021年7月22日/カシマスタジアム

 東京オリンピックの男子サッカー・グループリーグ(GL)1節、韓国代表はニュージーランド代表に0-1で敗れた。隣国とあって気候なども似ていることから直前まで母国でキャンプを行い乗り込んだものの、オセアニア代表に痛恨の黒星を喫した。

 また、この試合後、ニュージーランド代表のオーバーエイジで選ばれるクリス・ウッドから握手を求められた韓国の10番をつけるイ・ドンギョン(蔚山現代FC)が、仏頂面のままこれを拒否。母国の韓国メディアでは、試合にも負けたがマナーも悪い、とこの態度が酷評された。それが世界各国のメディアでも報じられた。

 そうしたなか、イ・ドンギョンが翌日、この“騒動”について釈明。『朝鮮日報』によると、彼は「ここまで問題になるとは思ってもいませんでした。理性的に対応すべきでした。チームが負けたのに笑いながら断るわけにはいきませんでした。実際のところは、あまりに失望していて、何も考えられずにいました」と謝罪していたそうだ。

 また、チームの広報担当者は次のように説明している。

「大会前に選手との接触は最大限気を付けようと指導していたのは確かです。ただ、(イ・ドンギョンは)当時はあまりにも失望していて、やや怒っていた感情が交錯したため無礼に映ったようです。イ・ドンギョン自身も、理性的に礼儀正しく断らなければならなかったと残念な気持ちを抱いています。あまりにがっかりして何も考えられずにいたようです」

 そのように“握手”が基本的には推奨されていない状況であったことも関係していたということだ。

 もちろん、とはいえ“無視”は、オリンピックの舞台ではよりそぐわない行為と言えた。何かしらコミュニケーションは、はかりたかった。

 韓国は25日、勝点3獲得を狙い、ルーマニア代表と対戦する。敗れるとグループリーグ敗退が決まってしまう場合もる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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