浦和で一時レギュラー、武田英寿が琉球に育成型期限付き移籍「J1昇格に全力で貢献」
武田英寿。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
期間は今季末まで、パリ五輪世代の19歳。「プレー面でまだまだ足らないと感じていました」
J1リーグ浦和レッズの武田英寿(TAKEDA Hidetoshi)が7月27日、J2リーグのFC琉球に育成型期限付き移籍することが決定した。移籍期間は今年12月31日まで。期間中、浦和との全ての公式戦に出場できない。
武田は2001年9月15日生まれ、宮城県出身、19歳。177センチ・69キロ。これまでのキャリアは、なかのFC ― ベガルタ仙台ジュニア ― 青森山田中学校 ― 青森山田高校 ― 浦和 ― 琉球。プロ2年目の今季はJ1リーグ8試合、ルヴァンカップ2試合にそれぞれ出場。7節の鹿島アントラーズ戦からリーグ3連勝を収めた全試合で先発出場していたが、徳島ヴォルティス戦(〇1-0)で負傷により11分で交代に。そこから復帰を遂げたものの、最近はベンチ外が続いていた。
またパリ五輪世代にあたり、東京オリンピック日本代表(U-24日本代表)の直前キャンプに、トレーニングパートナーとして参加していた。
武田は浦和を通じて、次のようにコメントしている。
「このたび、FC琉球に期限付き移籍することとなりました。浦和レッズに加入してから新型コロナウィルスの影響で、満員の埼玉スタジアムでプレーすることができなかったことが、本当に残念です。1年半の期間、チームスタッフや、優しい先輩、ファン・サポーターの皆さんに支えられながらプレーできました。素晴らしい環境のなかで、プロサッカー選手として様々なことを学ぶことができましたが、プレー面でまだまだ足らないと感じていました。
埼スタのピッチで自分を表現できるようにしっかりとFC琉球で成長してきたいと思います。FC琉球で試合に出場し、チームの勝利に貢献するための結果を出してきます。そして、浦和レッズのエンブレムをつけて、満員の埼スタのピッチでゴールを決めて躍動する姿を皆さんに見せられるように頑張ってきます。熱く素晴らしいファン・サポーターの皆さんと一緒に、ゴールと勝利が喜べるのを楽しみにしています」
一方、琉球のファンとサポーターに向けて、次のように決意を示している。
「このたび、期限付き移籍で加入することとなりました、武田英寿です。FC琉球のJ1昇格に貢献できるように全力で頑張りたいと思います。FC琉球のファン・サポーターの皆さんにスタジアムでお会いできるのを楽しみにしております」
注目記事:【東京五輪】「かなり厄介」酒井宏樹が挙げたフランスの超警戒選手とは?
[文:サカノワ編集グループ]