【移籍】浦和退団から1年、ソルバッケンがASローマからデンマーク1部ノアシェランに完全移籍

4年契約で、背番号は「9」。昨季はエンポリへ期限付き移籍。

　イタリア・セリエAのASローマが保有権を持ち昨季はエンポリFCでプレーしたノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン（Ola Solbakken）が8月4日、デンマーク1部 FCノアシェランに完全移籍することが正式発表された。4年契約で、背番号は「9」をつける。

　ローマからオリンピアコスFCに期限付き移籍していた2024年1月、浦和レッズへの半年間のレンタルが決定。日本ではケガに苦しんだものの、契約満了を迎えるギリギリで戦列復帰を果たすと、リーグ5試合に出場。明らかな違いを作り出してみせた。

　しかし昨年7月1日、ソルバッケンは浦和との契約満了によりローマにレンタルバックされた。そして一旦ローマの練習に参加していたが、エンポリへ1シーズン期限付き移籍した。26歳になるウインガーは、リーグ21試合など公式戦通算25試合に出場。しかしチームはセリエB降格の憂き目にあった。

　そうしたなか、ソルバッケンは欧州であり母国も近い北欧でのプレーを選択。デンマークで昨季チャンピンシップ5位となったノアシェランでのプレーを選んだ。しかも完全移籍となった。

　もちろん、当時と監督も強化体制も変わっているだけに、“浦和復帰”の可能性は低かったのかもしれない。クラブ・ワールドカップ（クラブW杯）の特例期間での補強も目指せたはずだが……。ケガは完治しているだけに、もう一度、レッズのユニフォームを着て完全復活した姿を見せてもらいたかった。

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　ただ今後、もしかすると再び獲得のチャンスはあるかもしれない。