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【浦和】原口元気が語った「もしかすると連勝することより大事なポイント」

浦和の原口元気 真提供:Jリーグ

エースナンバー「9」の覚悟、「他の番号で結果を残すよりも、それ以上の価値がある」。

[J1 1節]神戸 – 浦和/2025年2月15日14:00/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグ浦和レッズの原口元気(Genki HARAGUCHI)が2月10日に都内で開催された「2025 Jリーグ開幕イベント」に臨み、開幕で対戦するリーグ2連覇中のヴィッセル神戸との一戦と新シーズンに向けて抱負を語った。

「神戸はチャンピオンチーム。経験豊富な選手たちがいます。その神戸相手にアウェーでの開幕戦は、厳しいゲームになります。今年目標としているリーグタイトルを獲るためには、神戸を倒さないと達成できません。楽観視はしていませんが、必ず倒すような戦いをしたいです。勝点3ポイントを取って、いいスタートを切りたいです」

 また、昨年途中にドイツから帰還し、10年ぶりにプレーした浦和の雰囲気について、「ファン・サポーターは10年前と変わらずサポートしてくれています。でもその10年間で……」と語り、次のように続ける。

「さらに言えば、30年間で1回しかリーグ優勝していないのは、僕ら選手は考えなければならない。今後、日本一のクラブになるには、リーグを取るためには――。勝負を決められるようなプレーを、勝負どころを見極めて、仕事ができるような活躍ができればと思います」

 久々となる日本で迎える開幕に「もちろん楽しみな気持ちもありますが、神戸を倒すことしか考えていません。初戦は大切で、神戸はタフで難しい相手ですが、必ずチャンスはあります。そこで、僕自身、勝負を決められる仕事ができるようにしたい。自分ができる、チームができる最善の準備をしたいです」と前を向く。

「(状態は?)かなりいい感じだと思います。昨年比べて、身体はかなり変わってきましたし、この調子が続けば、数字は残せるんじゃないかなと思います」

「30年で1度しか優勝していないのが一番の現実。すでに神戸は2年連続リーグ優勝していますし、優勝回数を抜かれています。ファン・サポーター一緒になって、その目標に向かっていければと思います」 

 そして背番号は「9」をつける。浦和のエースナンバー、やはり似合う男だ。

「気持ちが昂ります。9番で結果を残したら、他の番号で結果を残すよりもそれ以上の価値があります。その一方でプレッシャーもあります。それらを求めて着けたので、いい作用しかないと思います」

 そして神戸戦に向けて、次のように具体的な対策を上げていた。

「具体的なことは試合が近いので控えます。ただ何が起きても冷静でいること。先制されようと、上手くいっていない時間だろうと冷静でいること。昨年は不利な状況になった時、チームとしてバラバラになる時間帯があったので、そのあたりはどんなことが起きても、ネガティブなことが起きても、ひとつのチームとして機能して戦うことが、もしかすると連勝することより大事なポイントになると思います。苦しい時にまとまれるかがポイント」

 チームにはディフェンダーのダニーロ・ボザが加わり、より気運が上がっているという。

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「センターバックが加わり、戦術的な確認が多いです。おそらく、ピースは揃ったと思うので、チームとしてどれだけ最後まとめていけるか。シーズンが始まってみないと分かりませんが、そこからのアドリブ力が必要。全てが計画通りに上手くいく世界ではないので、リアクションというか、メンタル的な準備が大事だと思います」