【準々決勝NZ戦】スタメン予想、久保建英「前半交代」に見える森保監督のプラン。東京五輪サッカー男子日本代表
東京五輪準々決勝:ニュージーランド戦の日本代表スタメン予想。(C)SAKANOWA
酒井宏樹出場停止で橋岡大樹先発へ。前線は変更あり!?上田綺世は“ホーム”カシマへ!
[東京五輪 準々決勝] 日本 – ニュージーランド/2021年7月31日18:00/カシマサッカースタジアム(茨城カシマスタジアム)
東京オリンピックのサッカー男子・準々決勝、日本代表が7月31日、カシマスタジアムでニュージーランド代表と対戦する。日本はグループリーグで今大会唯一の3連勝を収め、グループAを1位突破。一方、ニュージーランドは初戦で韓国に勝利を収めるなど1勝1分1敗でグループBを2位で通過した。
日本のスタメンを予想したい。
ニュージーランドのエースストライカーはオーバーエイジの29歳クリス・ウッド。イングランド・プレミアリーグのバーンリーFCで4年連続二桁ゴールを決めている191センチの本格派ストライカーだ。
フランス代表のアンドレ=ピエール・ジニャク(UANLティグレス/メキシコ所属)とはまた異なる、これまで対戦したチームから一、二段階レベルの高いFWと日本は対峙することになる。
センターバックは吉田麻也と冨安健洋のコンビが妥当。冨安に少しでも不安があれば、板倉滉が起用されるだろう。右サイドバックの酒井宏樹は出場停止になるが、むしろ過密日程による連戦が続いただけに、しっかり静養に充てたい。
一方、橋岡大樹にとってはチャンスだ。しかも所属するシント=トロインデンVVのチームメイトであるリベラト・カカーチェと対峙することになりそうだ。そのあたりもまさに運命。それはカカーチェにも言えることで、このマッチアップが試合のポイントとなる。
3試合連続ゴールの久保建英はフランス戦、ハーフタイムに交代している。一番は疲労を考慮したのだろうが、2-0とリードしたこともあり、そしてトップ下というアクシデントを受けやすいポジションでもあり、森保一監督がこの準々決勝、誰よりも欠かせないと考え早めに代えたことが分かる。
一方、堂安律はやや疲労も感じられる。そうしたなか、フランス戦では相馬勇紀、前田大然、三好康児と、2列目の交代出場組がいずれもゴールに絡むという活躍ぶりを見せた。
特に三好は大柄な選手の多いチームに対し、抜群の存在感を示してきた。相手チームの疲労度も相当であり、「スーパーサブ堂安」もあり得る。
そして三笘薫である。三好や相馬の好調ぶりを考えると、この試合もサブの可能性が高い。劣勢時の最強のカードと言えるが、逆に言うと、他の起用法となれば、やはり先発のほうが彼の特徴も生かせそうだが――。
上田綺世は今大会初先発のフランス戦で自らのシュートから2ゴールを演出。しかも、今度は“ホーム”カシマである。いったい何を起こしてくれるのか――楽しみだ。
フル代表でのFIFAランキングは日本が28位、ニュージーランドが122位。
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[文:サカノワ編集グループ]