【3位決定戦】久保建英号泣…三笘薫カミソリショットも、日本はメキシコに1-3で敗れる
メキシコとの3位決定戦に臨んだ久保建英。右は相馬勇紀。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
PKとセットプレーから3失点――。
[東京五輪 3決] 日本 1–3 メキシコ/2021年8月6日/埼玉スタジアム2002
東京オリンピックのサッカー男子3位決定戦、日本代表はメキシコ代表に1-3で敗れ、2012年のロンドン大会に続く4位に終わった。ホスト国で目標にしていた53年ぶりのメダル獲得まで、あと1勝届かなかった。
この試合のキックオフ時間は試合前日夜になって急きょ2時間前倒しの「18時」に変更された。
立ち上がり受ける形になった日本だが、吉田麻也や冨安、遠藤航らを中心にしのいで反撃を試みようとする。
しかし、なかなか中盤から前へボールをつなげずにいると、ペナルティエリア内に仕掛けてきたアレクシス・ベガに対し、後方から迫った遠藤が足を踏んだとしてファウルに。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認を経て、14分、このキックをセバスティアン・コルドバに決められてしまう。
さらに22分、コルドバのフリーキックから、飛び込んだホアン・バスケスに決められ1点追加された。
後半に入ると、日本は旗手怜央を投入。しかし58分、コーナーキックからアレクシス・ベガにヘディングで合わされ、3点目を奪われてしまう。
それでも日本は上田綺世、三笘薫らが交代出場。攻撃的なカードを切って反撃を試みる。
そして78分、三笘がディフェンダー3人を振り抜き、GKオチョアの頭上を突く鋭いカミソリショットを突き刺す。ここから旗手、三笘と決定的なシュートを放つが……枠を捉え切れない。
日本は1-3で敗れて4位。今大会通算4勝(1PK勝ち)2敗で終わった。
吉田麻也は「完敗でした。9月のワールドカップ(W杯)最終予選でまたみんなと再会したい。そのために自分もチームで高いパフォーマンスを見せていきたい」と語った。
また6試合連続で先発した20歳の久保は試合後に号泣。フラッシュインタビューでも「これほど悔しいことはないですし、きついです。今日の負けは本当に重いです。この結果、手ぶらで帰ることになり、これまでサッカーをしてきて、これほど悔しいことはありません。この気持ちを忘れずやっていければと思います」と涙を浮かべた。
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[文:サカノワ編集グループ]