【浦和】平野佑一が加入会見「成り上がれるだけ成り上りたい」。国士舘の後輩・明本考浩との“気まずい!?”関係にも言及
水戸から浦和に加入した平野佑一。(C)URAWA REDS
「今となっては恥ずかしいのですが…」
水戸ホーリーホックから浦和レッズに完全移籍した平野佑一が8月11日、オンラインによる加入記者会見を行い、新天地での決意と抱負を語った。
浦和のユニフォームに袖を通した平野は、「こうしてビッグクラブの力になれるチャンスをいただき幸せを感じています。口で言うのは簡単なので、ピッチに立って、力になれることを皆さんに証明したいです。そのためにも練習からしっかり頑張っていきます」と熱く語った。
また、その技術と視野の広さとともに、培ってきた反骨精神も武器の一つ。東京ヴェルディジュニアユースから國學院久我山高校に進んだあと、国士舘大学を経て水戸に加入。そして今回、浦和でのチャンスを掴んだ。
「日本を代表するクラブからオファーをいただいて、悩むところはありましたが、ビッグクラブでの挑戦を得られ、それを逃したくありませんでした。夢はサッカー選手として、成り上がれるだけ成り上りたいと思っています。なので、この挑戦を決意しました」
また、25歳のミッドフィルダーは憧れの選手として、「小さい頃から、ボランチで存在感を示す中田英寿さんや長谷部誠さんのような存在になりたいとずっと思ってきました。そういう選手になれるように頑張ります」と語った。
そして明本考浩は、国士舘大学では2学年下の後輩にあたる。
平野は「今となっては恥ずかしいのですが……」と言い、次のように続けた。
「国士舘大は縦関係が厳しく、アキは1年生の時からトップで出場していました。割と自分が先輩風を吹かせすぎていて、それが仇となってしまい、(浦和への)加入が決まっても、よろしくみたいに、フランクに言えずにいました。今はアキのほうが立場を逆転している感じなので、これから教われればと思います」
リカルド・ロドリゲス監督からは「徳島ヴォルティスの岩尾憲のように、チームのブレインになれるタイプ」と期待を寄せられる。ポテンシャルある伊藤敦樹、柴戸海も黙ってはいないだろう。ボランチ平野が、浦和での闘いをスタートさせる。
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[文:塚越始]