【浦和】安部裕葵が加入記者会見。以前からレッズとコンタクト、今回オファーが届き「家族や友人の喜ぶ姿が想像できたのが大きかった」
安部裕葵。(C)SAKANOWA
レッズデビューはもう少し先か、「早く復帰したい」。
FCバルセロナ・アスレティック(Bチーム)との契約満了を経て浦和レッズに加入したMF安部裕葵(ABE Hiroki)が7月14日、オンラインによる加入記者会見を行い、新天地での決意を語った。
10日から全体練習に合流した安部はまず「合流してほぼ1週間、スタッフを含めとても温かく迎えてくれて、居心地がいいと感じています。ファン・サポーターの皆さんと、スタジアムで顔を合わせられる日を楽しみにしています」とあいさつをした。
安部によると、浦和サイドとは以前からコミュニケーションを取ってきたと言い、「今回しっかりオファーが届き、家族や友人の喜ぶ姿が想像できたのが大きかったかもしれません」と加入を決めた背景を語る。また、南北線と埼玉高速鉄道で埼玉スタジアムに直通する東京都北区の出身で、子供の頃、初めて訪れた試合が浦和レッズだったという(記憶が定かではないが、マンチェスター・ユナイテッド戦だったと思われるそうだ)。
バルセロナではケガもあって、この2シーズン出場機会を得られずにいた。そうしたなか今回、浦和のメディカルチームとも話し合いをしながら調整。そして「目指すサッカーを表現するうえで、以前から安部選手はリストアップしていました。情報を受けながら、問題ないと判断しました。これからどんどんパフォーマンスが良くなってほしい」(土田尚史スポーツダイレクター)と、獲得にゴーサインが出された。
公式戦出場に向けてはまだ時間が掛かりそうで、安部は今後の連戦で力になるため「早く復帰したい」と言う。
「チームが勝つために何ができるか。勝つために何が足りないのかを探し、自分にできること、それが自分にしかできないプレーであれば価値を上げられると思います。そこはチームの状況やいろんなタイミングがあります。上手くハマれば、僕も十分貢献できると思います。そこは雰囲気を見ながらやっていきたいです」
24歳の安部は城北アスカFC、S.T.FOOTBALL CLUB(帝京FCジュニアユース)、瀬戸内高校を経て、2017年、鹿島アントラーズに加入。鹿島では「10番」をつけて、日本代表デビューも果たした。そして2019年夏、バルセロナと契約。Bチームに選手登録される一方、トップチームの練習にも参加。親善試合ではトップチームデビューも果たした。この夏に契約満了を迎え、浦和と契約を結んだ。背番号は「7」。