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【浦和】リカルド監督がサポーターへ挨拶「ACL決勝、戦いたかった」。タイからのキャリア9年間、家族しか知らない苦労を重ねてきたとも明かす

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「天皇杯優勝は一生の思い出に」

[J1 34節] 浦和 1–1 福岡/2022年11月5日14:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ最終34節、今季限りでの退任が決まった浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督がアビスパ福岡戦のあとファン・サポーターの前であいさつし、「浦和レッズで仕事できたことを誇りに思います」と感謝を伝えた。

「一緒に過ごした2年間に感謝したいです。ありがとうございます」そう切り出した指揮官は、次のように続けた。

「初日からファン・サポーターの皆さんの愛情を感じてきました。私がいた期間はスタイルを変えようとチャレンジし、今季クラブから要求されたのはタイトル獲得でした。それもできました(昨季の天皇杯制覇)。また、もう一つがACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)に出場することで、参加するだけでなく決勝にコマを進めました」

「クラブの決断で、別の監督で来季からリーグ優勝の目標を達成することになりました。私はプロフェッショナルとして、その決断を尊重します」

 そのあとリカルド監督は、ACL決勝を戦いたかったと本音も覗かせた。

「私は9年前、タイの小さなクラブに来て、そこから家族しか知らない苦労を重ねて、ACL決勝まで進むことができました。それだけに、その試合は戦いたかった気持ちがあります」

「浦和が勝つことを望んでいます。次期監督の幸運を祈っています。感謝しています。リーグ優勝できませんでしたが、私が反省する点もありますが、それもクラブのプロセスの一つで得たものだと感じています」

 そのように指揮官は語り、昨季獲得した天皇杯について「一生忘れることはありません」と語り、サポーターと国立競技場で共有した歓喜の時を振り返った。

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