「まだたった1ゴール」杉本健勇が横浜FM初得点。かめはめ波もマルコス&エウベルと放つ。浦和時代5月以来の先発に応える
杉本健勇(2020年2月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
名古屋に快勝!「もっともっとゴールを決めたいし、もっともっとチームに貢献したい」
[J1 18節] 横浜FM 2-0 名古屋/2021年8月12日19:00/ニッパツ三ツ沢球技場
浦和レッズから横浜F・マリノスに期限付き移籍したFW杉本健勇が名古屋グランパス戦で先発出場を果たし、ジャンプヘッドで新天地初ゴールを決めた。これが決勝点となり、上位対決で大きな存在感を放つとともに、ホーム三ツ沢を訪れたサポーターへ挨拶代わりのゴールをプレゼントした。
連係面などどうなるのか――まだ手探りもしている。そうしたなかケヴィン・マスカット監督からできるだけゴール前で勝負することを要求され、ストライカーとしての勝負とハードワークに重点を置いて臨んだ。
そうしたなか13分、セットプレーからの波状攻撃で、ティーラトンのクロスに“狙い通り”のジャンプヘッドで叩き、ゴールネットを揺らした。咆哮を轟かせた背番号41は「全員で前からハードワークをして、プレスをかけて追っていくところと、今日のような得点やアシストなど直結するプレーで貢献したいです」と、たくさんの収穫を得た。
33分にはマルコス・ジュニオールがPKによる2点目を決める。するとゴールパフォーマンスのかめはめ波をエウベルとともに3人で放った。
「もっとできるように。次、俺が決めても、やってもらいたいですね」
先発出場は、浦和にいた5月5日のルヴァンカップ・柏レイソル戦(△3-3)、リーグ戦では4月25日の大分トリニータ戦(〇3-2)以来だった。リーグ戦での80分以上の出場(この日は81分で交代)は、フル出場した3月21日の川崎フロンターレ戦(●0-5)まで遡る。
「スタメンはだいぶ久しぶりでした。入りは悪くなかったです。加入して途中出場が2試合ありましたが、頭から出たいとは思っていました。その思いを練習から出して、チャンスが来て、やってやろうという気持ちでした」
そして日本代表にも選ばれてきた男のストライカーとしての血が騒ぐ。
「もっともっとゴールを決めたいですし、もっともっとチームに貢献したいです。まだたった1試合勝って、たった1ゴールを決めただけなので、継続して決められるように、やっていきたいと思っています」
F・マリノスでの船出を果たした杉本が、ここからゴール量産なるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]