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「FW明本考浩」的中。浦和リカルド監督、その意図を語る。鳥栖から1得点&PK獲得

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

サガンの高さある守備に対して――。

[J1 24節] 浦和 2-1 鳥栖/2021年8月14日/浦和駒場スタジアム

 J1リーグ24節、浦和レッズが明本考浩の先制点、江坂任のPKによる加入後初ゴールで、サガン鳥栖に2-1の勝利を収めた。浦和はリーグ4試合ぶりの白星。新加入の東京オリンピック日本代表にオーバーエイジで臨んだ日本代表DF酒井宏樹も右サイドバックとしてフル出場し、浦和デビュー戦を白星で飾った。また、アレクサンダー・ショルツもアディショナルタイムにピッチに立ち、J1デビューを果たした。

 リカルド・ロドリゲス監督は試合後の記者会見で、この試合は前からプレッシングをしっかりかけることを重視していたと語った。そこでキャスパー・ユンカー、小泉佳穂がコンディションの問題でメンバー外となるなか、明本考浩のセンターフォワード起用を決めたそうだ。

「彼の特長であるプレスを生かして、前半彼だけでなくチーム全体が非常に上手く効いていました。また裏へ飛び出す力があり、そこからゴールにもつなげてくれました。2点目のPKも獲得するなど、前線で非常にいい働きをしてくれました」

 また、明本のプレスにより、鳥栖最終ラインからの自由なビルドアップも許さなかった。

 指揮官はその起用について、「前からプレスをかけていきたい狙いがあり、その流れから上手く点も決まりました。鳥栖は高さもあり流れの中から崩すのが難しいと思っていただけに、ショートカウンターを狙っていました。それに連動したいい守備を見せてくれました」と、“FW明本”の効果に手応えを得ていた。

 また中断明け2試合連続でメンバー外となっている小泉について、リカルド監督は「今は出られるコンディションにないので、現在メンバーから外れています」と説明した。

 押し込まれながらも掴んだ勝利。いくつかの戦いの選択肢、その可能性を示すことのできた、12年ぶりにリーグ戦が開催された浦和駒場での1勝となった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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