久保建英は2つのポジションでプレー。ベティス戦で途中出場、マジョルカ引き分ける

約30分間ピッチに立ち、直接FKのシュートも放つ。

[スペイン１部 １節] マジョルカ １-１ ベティス／2021年８月14日19:30（日本時間15日2:30）／エスタディ・デ・ソン・モイシュ

　スペイン１部リーグの開幕戦、２年ぶりにプリメーラ復帰を果たしたRCDマジョルカはレアル・ベティスと１-１で引き分けた。オリンピック日本代表から合流してまだ４日目のMF久保建英（レアル・マドリードから２シーズンぶりの期限付き移籍）は１-１と追いつかれた直後、61分にサルバ・セビージャと代わってピッチに立った。

　久保はまず４-２-３-１の左MFでプレー。内側を突いてギャップを作り出して味方にパスを放つなど、攻撃に変化を与えていった。

　さらに選手交代を行っていったあと、終盤は右MFに入った。プロキャリアでは最も実績のあるポジションだったが、相手の猛攻を受けて自陣でのプレータイムが増加。久保も最終ライン付近で守備の対応に追われた。

　そうしたなかでもゴール正面やや右の位置で、直接フリーキックのチャンスを得てキッカーも担ったが……。シュートは枠を捉え切れなかった。結局、マジョルカ復帰戦は１-１で引き分けた。

　マジョルカのルイス・ガルシア監督はこの試合前、次のように久保への期待を口にしていた。

「彼はさまざまな攻撃的なポジションで、考えながらプレーできる選手です。機動力、前へ向かう推進力、そしてラストパスを持っていますので、ゴールに絡み決めてほしいですね」

　まだ合流から時間も経っておらず、指揮官は起用しながら、その特長をどのように生かすかをチェックしていたようでもあった。

　ヨーロッパリーグ（EL）の出場権を獲得している強豪から貴重な１ポイントを掴んだマジョルカは、次節、８月21日（日本時間22日0:00）からアウェーでデポルティーボ・アラベスと対戦する。

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[文：サカノワ編集グループ]