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レアルにネイマール余波。久保に続きロドリゴに2チームが熱烈オファーか

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ガレス・ベイルとハメス・ロドリゲスの”残留”も影響して。

 レアル・マドリードの18歳コンビ、久保建英に続いてロドリゴもレンタル放出か――。

 RCDマジョルカ行きを選んだ久保に続き、レアル・マドリードのロドリゴに期限付き移籍の可能性が浮上している。今夏のプレシーズンマッチのバイエルン・ミュンヘン戦で直接フリーキック弾を決めるなど決定的な仕事を見せる18歳のブラジル人アタッカーにも、これまで複数のレンタル移籍のオファーが届いているというのだ。

 レアル・マドリードのアタッカー陣は、結果的にガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲスが高額な移籍金などがネックになり、レアルに残留する可能性が高まっている。さらに、そこにパリ・サンジェルマンのネイマール獲得の噂もある。

 スペインメディア『ドン・バロン』によると、ロドリゴの置かれた状況について「(ネイマールやハメス・ロドリゲスとの)EU外の外国籍選手の問題に加え、エデン・アザール、イスコ、ルーカス・バスケス、ガレス・ベイルがいて、彼のプレーするポジションがないのが現状です」と説明。「昨季のヴィニシウスのように育てたいとクラブは考えていたようですが、ネイマール獲得が実現すれば、状況は大きく変わります」と指摘している。

 そうした状況を睨んだ複数チームから関心が寄せられるなか、とりわけ2チームが期限付きでの獲得を熱望しているという。

 その2チームとは、久保移籍の際にも浮上した元レアル・マドリードのロナウド氏がオーナーを務めるレアル・バジャドリード。もう1チームが、UEFAカップ出場権を得ているRCDエスパニョールだという。

 プレシーズンは、ロドリゴと久保の溌剌としたプレーが話題を集めた。しかし、やはり開幕から当面は、実績のあるスタープレーヤーたちの起用を優先せざるを得ない状況が続く。しかも、このあとはアザールらが負傷から復帰し、ネイマールが加わる可能性もある……。結果的に、有望株はレンタルで経験を積ませる、という状況になっていくのか。

 選手それぞれの立場があり、クラブの意向や戦略もあり、しかも勝利が大前提となる。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督もいろいろ思うところはありそうだが……。

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[文:サカノワ編集グループ]

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