【鹿島】東京五輪代表DF町田浩樹がリーグ5点目!岩政越えにチャレンジ「大樹さんの6ゴールを――」
町田浩樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
オリンピックではスペイン代表のパウ・トーレスから刺激を受ける。
[J1 24節] 鹿島 3-0 徳島/2021年8月15日18:33/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ24節、鹿島アントラーズが荒木遼太郎の2ゴールと東京オリンピック日本代表から戻った町田浩樹の1得点で、徳島ヴォルティスに3-0の快勝を収めた。
町田にとっては、五輪明けの復帰戦に。そして2-0とリードして迎えた90分、コーナーキックの流れから、永木亮太のシュート性のキックを右足で合わせてコースを変え、ゴールネットを揺らしてみせた。
「亮太くんから“シュート”が来たので、ゴール方向へボールを飛ばそうと思い、咄嗟に足を出したら、上手くゴールに吸い込まれていったので良かったです」
今季はいずれもヘッドで決めてきたが、今回は「右足」。23歳のセンターバックは「オリンピックでは全然試合に絡めず悔しい思いをしたので、チームでやってやろうという気持ちはありました。ただ逆に気負いすぎると良くないので、いつも通りに入りました。(ゴールは)たまたまのことが多いので、神様がくれた贈り物だと思っています。その前にコーナーキックでのチャンスもあったので、そこで決め切りたかったです」とも謙虚に語る。
犬飼智也とともに5得点。鹿島でのセンターバックのリーグ最多ゴールは、2011年に岩政大樹が決めた6ゴールだ。ともにあと1点に迫った。
「セットプレーを得られているのは、しっかりシュートでプレーを終えられているからだと思います。そこは攻撃陣にも感謝しています。(岩政)大樹さんのシーズン6ゴールがセンターバックでは最多と聞いているので、そこを超えられるように、ワンくんと競い合っていきたいです。今日は失点ゼロに抑えられたことが、一番大きいです」
東京五輪では、銀メダルを掴んだスペイン代表DFパウ・トーレスのプレーなど刺激を受けた。「もちろん(吉田)麻也くんやトミー(冨安健洋)からも刺激を受けましたが、それより先のところを見据えてやっていかなければいけない。いい経験をさせたと思っています」と、あらゆる経験を糧に変えていく覚悟を口にしていた。
【注目記事】
・【横浜FM】杉本健勇、大分戦メンバー外。マスカット監督が理由を語る
[文:サカノワ編集グループ]